京都大は5日、「国際社会で活躍するリーダーの育成」を目標に掲げる全寮制の大学院「総合生存学館」(通称・思修館)を来春、新設すると発表した。5年制の博士課程で、定員は1学年20人。アルバイトをする暇がないほどの厳しいカリキュラムが予想され、原則として全学生に月額約20万円の「奨励金」を支給する。ただし、年間約60万円の学費は学生が負担する。 「総合生存学」は京大が新たに提唱する学問体系で、人類が生存し続けるために不可欠な地球規模の課題の解決方法を探る。文系・理系を問わない。入試は小論文や口頭試問(面接)で、学部で学んだ専門知識を踏まえ、自分の将来ビジョンを語ることが課される。 学生はキャンパス内の寮で生活し、授業なども寮で行われる。教授陣は24人(兼務含む)を予定し、学生個別の目標に合わせたカリキュラムを作成。授業はディベート(討論)形式が中心となる。また、在学中に海外での留学やインターンシ