見よ、この知性しか感じられない筆跡のメモを。俺の春の天皇賞はここに記した通りであって、久々の、久々の馬券における勝利である。大勝利である。間違っていたのは世界の方だ! 単勝、最後の最後に買い足した単勝、馬連、三連単、おいしゅうございました! 岩田よ岩田、岩田康誠よ、俺もむっちゃうれしいです! ……と興奮したところで詮無きこと。うまく勝ちに至った経路をメモしておいて、やがて活かそう。活かせるものだろうか? アドマイヤジュピタはなんとなく念頭にあった。アルゼンチン共和国杯のときに、母のジェイズジュエリーをPOGで持っていたということに気づいたが、それはともかく前走の阪神大賞典。この勝利で「いける」と思ったってのはある。フレンチデピュティの2マイル越えだ。なあに、メガスターダムの親父がなんだったか思い出せ。そして、ポストサンデー時代に、母父サンデーだの母父トニービンだの言われている時代に、偉大な