今から20年も前になろうか、住友金属システム事業部時代に子会社のスミセックと共に掲題の開発を行った事がある。このアイデアを長い間暖めていた京都の某ベンチャー企業の社長Y氏の仲介で、日本中央競馬会(JRA:Japan Racing Association)から開発を依頼されたものである。顧客のニーズは調教時に一団となって走る多頭数の馬のラップタイムを正確に自動計測したい、調教処方への調教師によるデータ活用はもとより、出走予定馬の調教情報をファンへ提供したい、と言う事であり、設置場所は滋賀県の栗東トレーニングセンター(1969年誕生、関西にある4競馬場を主戦場とする競走馬の調教施設)内の坂路調教馬場(幅7mの直線の坂道で当時は約800m(計時装置は500m)、現在はカーブを含めて拡張され全長約1100m)であった。因みにそれはJR草津駅からタクシーで20分程度の所にある。 昔の記
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