千葉県我孫子市でベトナム国籍で小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)=同県松戸市六実(むつみ)5丁目=の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、リンさんの自宅近くに住む40代の男が事件に関与した疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。県警捜査本部は14日朝、この男から事情を聴き始めた。容疑が固まれば死体遺棄容疑で逮捕する。 事件が起きたのは3月24日午前8時ごろ。松戸市立六実第二小学校に行くため家を出たリンさんが行方不明になった。家の防犯カメラには黄色い帽子をかぶり、赤いランドセルを背負って1人で歩く姿が映っていたが、900メートルほど先の通学路に設置された複数の防犯カメラには映っていなかった。学校近くで見守り活動をしていた住民も目撃していなかったという。 リンさんの遺体は2日後の26日午前6時45分ごろ、約12キロ離れた我孫子市北新田(きたしんでん)の橋の下で見つかっ