前二回にわたって『ブラフマンとゴータマ・ブッダ』というテーマで記事を書いてきた。がその中でひとつの焦点になっていたのが、 「『Brahman』と『Brahmā』と『Brahma』が表記上明分化されていない、という事に関しての疑問」 であり、 「ウパニシャッド的な『絶対者ブラフマン』と原始仏典的な『ブラフマー(梵天)』との関係性」 というものであった。 この点に関して、非常に分かり易い解説があったので、下に引用したい。ただ、文章は分かり易いのだが、だからと言って依然としてその実態がはっきりした訳ではない。 ブラフマン(梵)とは中性名詞で、 (~のちには男性名詞のブラフマンが成立し、ヒンドゥ教の主神となった。一般に記されるブラフマーは男性名詞ブラフマンの単数主格の語形が固定したものである~) 元来はヴェーダの賛歌・祭詞・呪詞に内在する神秘力、ヴェーダの知識に由来する神秘的威力を意味した。 祭式
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