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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (6)

  • 『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』を読んでみた。

    ということで、タイトルに釣られて読んでしまいました。夏野剛さんの『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』。以下、感想などを少し。 書のメッセージはいたってシンプル。一言で言えば、「ネットビジネスがうまくいかないのは、やっている側に問題があるのだ」といったところでしょうか。「ネットビジネスなんて儲からない」という世の中の声に対して、夏野さんが「そりゃお前たちの責任だろ!」と真っ向からダメ出しすること。それが書が書かれた理由の1つという印象を受けました。 具体的に、「バカ企業」はどんなことをしているのか。書で指摘されている問題点をいくつか挙げてみると: 自分でネットを使っていない人がネット戦略を統括している。 企業側の都合でサービス設計されており、ネットユーザーの視点に立っていない。もしくはネットの特性等を理解しないまま「魔法の杖」的に使おうとしている。 自分が定年するまでアナログ

  • 「日本か海外か」じゃなくて、「大都市か田舎か」なのかも。

    グローバル化がもたらした地域間格差の拡大は、政治に対する潜在的な不安や反発をも高める。最下層へ転がり落ちていく人々の恐怖心、不安、怒り、恨みは世界中に渦巻いている。彼らは幾度となく、自国の前途ある人々が国を去っていく(もしくは自発的に出ていく)のを見届けている。その結果、狂信的な国家主義が各地では現れては消えるということを繰り返している。 ……いま読んでいる『クリエイティブ都市論』というの中に上記の指摘があり、そういえば最近「(先行き暗そうな)日を捨てるか、残るか」という議論があったなぁと思い出しました。いや、ちょうど旅行に行っている間だったので、詳しい議論の流れはよく知らないのですが。(つ『読んでいないについて堂々と語る方法』) 実力のある人に「日はダメだ!僕/私は出て行く!」と言われると、やっぱり悲しくなったり、反感を感じてしまったりするものでしょう。やむを得ない理由で住む場所

    SriVidyut
    SriVidyut 2009/05/08
    至極納得に同意
  • ソニー社員に聞きました。「購入した自社製品が予定より早く壊れてがっかりしたことがありますか?」

    今日ネタにした、『週刊東洋経済』の2009年1/31号ですが。実は第2特集が「崖っ縁のソニー」となっていて、文字通りソニーの窮状についてレポートする内容となっています。 で、その中に「ソニー品質センターが2008年10月、世界の社員1万0226人を対象に行った意識調査の結果」なるもの(東洋経済の言葉を信じれば、「中鉢社長による社内ミーティング資料」を同誌が独自に手に入れて確認したとのこと)の抜粋が紹介されているのですが、こんな部分があります: Q2 購入したソニー製品が予定より早く壊れてがっかりしたことがありますか? 何度もある 11% ある 49% 時々ある 25% まったくない 15% ソニー製品を買ったことがない 1% 「何度もある」から「時々ある」を合わせれば、実に8割超の社員が「がっかり」を経験したという結果に。もちろん社員だから厳しい目を持っている(ウチの製品ならもっと長持ちす

  • POLAR BEAR BLOG: 「地球に優しい」でダマす6つのテクニック

    "greenwash"という単語を聞いたことがあるでしょうか。スペースアルクによる説明を引用すると、 〔企業・組織が〕グリーン[環境保護]を考慮していると世間に思わせるために偽情報[虚報]を流布すること とあります。最近この"greenwash"を海外の記事でよく目にすることがあるのですが、日も例外ではありませんよね。例えば「地球に優しい」というキャッチフレーズですが、よく考えるとこの言葉、具体的な内容は何も示していません。ということで、そんなデタラメにごまかされないために、参考になる記事をちょっとご紹介: ■ Six Sins of Greenwashing (TerraChoice) TerraChoice Environmental Marketing というマーケティング会社が発表した、企業が"greenwash"する際のテクニック6つ。早速内容は、というと…… ***** 1.

  • 「大成功間違いなし!」なアイデアを捨てる時

    『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』の中で、島田紳助さんが「ふとしたときに『これはうまくいく!』という商売のアイデアが頭に浮かんで、真剣に考えてしまう」というようなことを書かれていたのですが、誰しも一度は「このビジネスプランなら大成功間違いなし!」と考えることがるのではないでしょうか。紳助さんの場合、「ずっと考えていると、ある瞬間に『やっぱりダメだ』と気づく。それでも気になって考えるのが止まらなければ、そのアイデアは物」だと判断されているそうですが(手元に同書がないので、細かい部分は違うかも)、逆に「これはダメだ」と見切りをつけるにはどうしたら良いのでしょうか。 長い前フリでしたが、Forbes.com にこんな記事がありました: ■ When To Dump That Great Idea (Forbes.com) 「グレートなビジネスアイデア」を捨てる時をどう判断するか

  • 流出した石油は洗い流すな

    「目の前でアザラシ達が死んでいる」「油まみれの鳥がいる」など、心理的なインパクトは目くらましとなって合理的な判断を妨げかねない……という話: ■ ASSE: The Myths of Safety (Occupational Hazards) 1989年に発生した、プリンス・ウィリアム湾での原油流出事故のその後を追った調査について。エクソン社が所有するタンカーから原油が流れ出したという事故で、当時約21億ドルかけて除去作業が行われたものの、汚染地域全体の50%しか「清掃」できなかったそうです。さて、それから6年後。環境がどこまで回復したのか調査を行ったところ、なんと清掃作業が行われた地域よりも、行われなかった地域の方が回復が進んでいたそうです。つまり「清掃」という行為自体が環境破壊につながっていたのだ、とのこと。 当時エクソン社は清掃作業が「無意味なもの」と知りつつも、世論からの圧力に負け

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