「マスク」 新型インフルエンザで需要急増 予防効果なし!?「過剰防衛」 (1/3ページ) 2009.5.21 08:03 ■効果の認識 国内外でズレも 新型インフルエンザの感染拡大で、マスク姿の人があちこちで目立つ。手のアルコール消毒に加え、マスクの着用を求めるケースもみられる。しかし、日本などアジア諸国で見られるそのマスク姿も、欧米ではほとんど見られない。「予防対策にはマスク」という衛生習慣を持つ日本との認識のズレか。それともマスクには予防効果がないのか-。(森本昌彦、小川真由美)「格好悪い」 都内に住む女性会社員は4月27日から30日まで、仕事で米ニューヨークに滞在。4日間、地下鉄とバスで、5番街やタイムズスクエア、マンハッタン南部のウォール街やソーホー地区などを訪れた。繁華街のほか、買い物客で混雑する人気衣料品店、有名レストランにも足を運んだが、マスクをしている人は皆無だった。 滞
「米国でマスクをしていると仕事になりません。やむを得ず、自分の判断で外しましたので、ご報告します」 米国に出張している部下から筆者に送られた電子メールの内容である。彼女は米国のIT(情報技術)企業が開くコンファレンス(会議)に参加するため、3週間ほど米国に滞在している。新型インフルエンザに対処するため、飛行機の中や空港でマスクをしっかり着用してきたが、記者会見に出席する際に外した、という報告であった。彼女が在米の通訳の方に相談したところ、「マスクをしていると記者会見の会場に入れてもらえない。外すべきです」と進言されたそうだ。 米国にいる彼女とは毎日、電子メールでやり取りをし、時折、電話で報告を受けている。仕事の話もあるが、「インフルエンザ、大丈夫?」「はい、全く問題ないです」といったやり取りが必ず入るので、そのたびに日本と米国のインフルエンザに対する反応の差が分かる。 新型インフルエンザに
大阪府八尾市で最初に新型インフルエンザの感染が確認された女児を診察した医師が、感染を拡大する可能性があるとして、府八尾保健所から休業を求められていたことが19日、分かった。同日、大阪市内で開かれた府医師会の会議でも、出席者から「医師に休業を求めるのは過剰反応では」などとの疑問の声が上がった。 医師は16日、八尾市内の医療機関で小学6年生の女児(11)を診察。17日夜になって保健所から連絡があり、「休むか休まないかは先生の判断ですが、新型インフルエンザが蔓延(まんえん)したら知りませんよ」などといわれたという。このため、医師は八尾市内の医療機関を一時休診にした。 府八尾保健所は、医師が濃厚接触者に該当するため、「不要不急の外出を控えてほしいということや診察の自粛もあり得ることを説明した」としているが、「保健所からの連絡が影響を与えたと取られても仕方がない」と話している。 医師は、「女児
学会にも影 渡航自粛で軒並み欠席「なぜ日本だけ…」2009年5月18日17時4分 印刷 ソーシャルブックマーク 新型の豚インフルエンザの感染者が世界各地で確認されている影響で、日本人研究者が海外の学会を欠席したり、日本国内で予定されていた国際的な学会が急きょ中止されたりするケースが出ている。仲間に冷静に対応するよう求めている研究者もいる。 「科学的な判断が可能な皆様には、過剰反応ではない客観的な判断をお願いします」。レーザー技術の日本人研究者ら約190人に最近、こんな電子メールが届いた。31日から米国メリーランド州で開かれる国際学会への参加を呼びかけるためだ。 メールには、米国にいる学会関係者が、日本の研究者の学会欠席が目立つと指摘していることが書かれていた。他国の研究者にそのような動きはないらしく、「なぜ日本だけが……」と不思議がられ、新型インフルエンザを「トウキョウフルー(東京インフル
【新型インフル】「帰ってくるな」「謝れ」…大阪・寝屋川市や学校に中傷殺到 (1/2ページ) 2009.5.14 21:42 新型インフルエンザで、国内初の感染が確認された高校生ら4人に対する「隔離」と、周囲にいた人たち48人の「停留」措置が、15日夕から次々と解かれる。これまでの厳しい行動制限がなくなり、日常生活が可能になる。だが、生徒らの高校がある大阪府寝屋川市などには、誤解にもとづく誹謗(ひぼう)や中傷が殺到。関係者らは、いわれのない偏見などを危惧(きぐ)している。 隔離の4人と停留の48人のうち32人が、短期留学の関係者。寝屋川市によると、生徒らが帰国した8日以降、52件の電話が全国から寄せられた。府や学校にも計100件超の電話が寄せられ、多くが行政や生徒らを批判する内容だったという。 「成田から帰ってくるな」「どうしてあんな学校がカナダ留学にいくのか」といった理不尽な電話や、「な
最悪64万人が死亡! 強力な毒性を持つH5N1型 ひとたび爆発的に感染すれば、日本国内の人口の4分の1にあたる3200万人が感染し、最悪の場合64万人が死亡する(国の新型インフルエンザ対策行動計画による試算)。「新型インフルエンザ」の被害予測は、首都圏直下型地震の想定を数倍も上回る深刻さだ。感染者の爆発的な拡大(「パンデミック」と呼ぶ)によって、交通、輸送、電力などの社会機能すら麻痺するリスクがあるという。だが、その実態を理解している人は少ないに違いない。 これほど猛威をふるう可能性のある新型インフルエンザとは、そもそもどのような病気なのだろうか。また、一般のインフルエンザとは、どう違うのだろうか。 毎年、冬になると流行する従来型のインフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症で、高熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠などの症状は似ていても、風邪とはまったくの別物である。 イン
全年齢における異常言動のNNH=27、10歳未満ではNNH=29であった。 これは、タミフルを服用した27人中1人、あるいは、29人中1人が、タミフルだけのために異常言動を生じたといえる) タミフルにより27人に1人が異常言動を起こす 異常言動のNNH(Number Needed to Harm)は27である。NNH(異常言動)=27の意味は、 「27人がタミフルを服用すると1人がタミフルのために余分に異常言動を発症する」ということだ。(念のために付け加えると、この27人に1人という数は、他にバイアスがないことを前提にした場合、純粋にタミフルによって生じる異常言動の発症割合である)。 10歳未満でも有意に異常言動が増加 全年齢のデータと10代のデータから、10歳未満の異常言動の発症割合を計算することができる。タミフル非服用例では15.1%(1241人中188人)、一方、タミフル処方群では1
河岡 義裕 (かわおか よしひろ) (東京大学医科学研究所 感染・免疫大部門ウイルス感染分野 教授) 独立行政法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 研究領域「免疫難病・感染症等の先進医療技術」研究代表者 毎冬、高齢者や幼い子供の生命を脅かすインフルエンザ。東京大学医科学研究所の河岡義裕教授は、ウイルスと宿主の遺伝子とのかかわりを解明し、抗ウイルス薬や生ワクチンの開発につなげることを目指しています※1。これまでにも、カモなど水禽(きん)類のインフルエンザウイルスがブタを介して人間に感染するメカニズムや、ニワトリのウイルスが人間に直接感染し、致命的なインフルエンザを起こすメカニズムを解明するなど、優れた成果を次々に挙げてきました。 ウイルス増殖の仕組みを明らかに ウイルスの遺伝情報は、ウイルスの遺伝子RNA(リボ核酸)の上に乗っています。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つ
■経緯・趣旨・概要 ■お知らせ[08/07] ■FAQ ■お問い合わせ ■本プロジェクトのお誘い ■参加申込・報告基準 ■日本地図による週集計 ┣ 総数表示 ┗ 有志一人当たりの報告数表示 ■タイプ別の報告数グラフ ┣ タイプと報告数の推移 ┗ A/Bの割合 ■いろいろな分析 ■都道府県の有志数 ■感染症週報との比較 ■報告週対応表 ■書類・症例の控え用紙 ■ML感染症DBメールニュース ┗ バックナンバー ■ブックマーク ■管理者:西藤なるを (Since 2005/11/03) presented by Children Research Online 2024年03月14日(木) ● その他 # ▼ 麻疹 滋賀県:20代女性がはしか感染 2月下旬にUAEから関西空港着 https://www.asahi.com/articles/ASS3G6F20S3GPTJB00Q.html #
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く