【Campus新聞】元「慰安婦」のハルモニたち(最前列の左から5人目まで)と記念撮影をする日本の学生たち。最前列右端がボランティアの河本真衣さん=9月12日、韓国京畿道広州市郊外の民間施設「ナムルの家」(野中章弘さん提供) 今回のテーマは、日韓関係の過去と未来。日韓併合条約の発効から100年の節目を迎えた今年、早稲田大学ジャーナリズム教育研究所の研究生たちを中心とした日本の大学生たちが韓国を訪問し、取材した。今年は終戦65年でもある。戦争の記憶が薄れる中、学生たちはどんな結論を出したのか。 ■□■ □今週のリポーター 早稲田大学ジャーナリズム教育研究所 ≪「慰安婦」の記憶 継ぐ日本の若者≫ ソウルから車で1時間半ほど、京畿道広州(キョンギドクワンジュ)市郊外の緑豊かな農村地域に民間の施設「ナヌム(韓国語で『分かち合い』の意)の家」はある。「ナヌムの家」は1931年の満州事変に始ま