アイドルのライブでファンがかけ声を出す「オタ芸」のせいで演奏が聞こえなかったとして、観客の男性が主催者側に約100万円の損害賠償やライブのやり直しを求めた訴訟があり、大阪高裁は27日、訴えを退けた1審判決を支持し、男性の控訴を棄却した。田中敦裁判長は「音楽鑑賞の仕方はさまざまで、観客のかけ声は雰囲気を高揚させる側面もある」と指摘した。 訴えられたのは、ライブを主催したラジオ関西(神戸市)と神戸出身のご当地アイドル「コウベリーズ」のメンバー(当時)など。
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愛知県日進市で18日にあった花火大会で、実行委員会が福島県産の花火の打ち上げを中止したことに対し、実行委事務局を務める同市に「なぜ中止にしたのか」という抗議電話やメールが殺到している。19日から20日にかけて電話約100件、メール約200件が寄せられ、ほとんどが批判という。実行委は、打ち上げなかった福島産の花火を来年の同じ花火大会で打ち上げる方向で検討を始めた。 実行委は「打ち上げで放射性物質が拡散するのでは」などと心配する市民の電話約20件があったため、福島産花火を別の花火に差し替えた。市によると、批判は「20件だけの意見にもかかわらず中止にして、より広い影響を与えたのは判断の誤りだ」「過敏に反応する人に配慮するのはいいが、差し替えの必要はない」などの内容が多いという。 担当の市産業振興課は「福島の花火を中止したのは、放射線量の確認が間に合わなかったためで、危険だからではない。だが、そう
◇反対派も会見 都内のPTA団体などが3日、都青少年健全育成条例改正案の成立を求める要望書を都に提出した。石原慎太郎知事は「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている。使命感を持ってやります」と応じた。 要望したのは、都小学校PTA協議会(都小P、加盟248校)▽都私立中学校高等学校父母の会中央連合会(同246校)など5団体。都小Pの新谷珠恵会長が「児童を性的対象にすることが野放し状態。子供を健やかに育てるため、社会の力を借りないと環境整備できない」と説明した。 一方、学者や評論家らは改正案への反対を訴えて都庁で記者会見した。藤本由香里明治大准教授は「時代物やSF漫画のキャラクターにも現代日本の刑罰を適用するのか。現実とフィクションを区別しない危険な発想だ」と強調した。児童文学者の山中恒さんは「日本の官僚は拡大解釈にたけている」と危惧した。
大阪府の橋下徹知事は8日、知事へのメールの中で「愚痴はブログ等で行って下さい」などと表現した技師級職員を、口頭で厳重注意処分する考えを示した。今後、同様の事案が発生した場合は、人事評価に反映させる意向という。 橋下知事などによると、1日、税金に対する意識の低さを指摘するメールを全職員に送ったところ、この職員から反論があった。職員はメールの中で、「メールを読む(職員の)時間を無駄にしていることを自覚して下さい」などと書き、知事に返信した。 橋下知事によると、これまでに100人程から知事を「おまえ」呼ばわりするようなメールを受けてきたが、受け流してきた。しかし今回は、民間出身の副知事から「組織として非常識」との意見を受け、メールに対しては初めて処分することを決めた。橋下知事は「意見交換なら分かるが、組織のトップに対するモノの言い方ではない。職員はどう発言すべきか、示すために厳しく対処した」
民主党が、次期衆院選マニフェスト(政権公約)の看板政策「子ども手当」で、「制度を創設すると子供のいない世帯は負担増につながる」と説明して有権者に理解を求めるよう、各候補者に助言していることが分かった。子ども手当の財源には、所得税の配偶者控除や扶養控除を見直して充てるためで、負担増の中身を初めて具体的に説明する。政権交代が現実味を増す中で「バラマキ一辺倒ではなく、現実的で率直な説明が必要」(政調関係者)と判断した。 子ども手当は、中学生までの子供1人当たり月額2万6000円を支給する。マニフェストには「10、11年度は半額の1万3000円を支給。所得税控除見直しの法改正を行う12年度から全額支給」と掲げる方針だ。 民主党が全候補者に配布したマニフェスト主要政策の「ポイント解説集」によると、「子どものいない世帯には増税となるのではないか」との質問に対する答えとして「65歳未満で子のない世帯
サンライズ制作で海外でも人気のSFアニメ「カウボーイビバップ」が、キアヌ・リーブスさん主演で実写映画化されることが15日、明らかになった。20世紀フォックスが配給、公開時期などの詳細は未定。 「カウボーイビバップ」は、ワープゲートで惑星同士が結ばれた2071年の太陽系を舞台に、宇宙船「ビバップ号」で宇宙空間を飛びまわる賞金稼ぎのスパイクと仲間たちのドラマを描いたSFアニメ。98年にテレビ東京系で放送され、「サムライチャンプルー」の渡辺信一郎監督のスタイリッシュな演出で人気を集め、01年には劇場版も公開された。 実写版は、渡辺監督や内田健二・サンライズ社長、メーンライターの信本敬子さんの3人がアソシエイトプロデューサーとして参加予定。キアヌさんと脚本家のピーター・クレイグさんらと共にシナリオ開発に取り掛かっているという。 内田社長は「これまでの打ち合わせで、キアヌさんらの『カウボーイビバップ
【沖縄】音楽による街づくりを目指す沖縄市の中核施設「コザミュージックタウン」へのゲームセンター出店を受け、市PTA連合会、青少年育成市民会議、自治会長協議会、市教育委員会など市内9団体は11日夕、同施設で出店に反対する集会を開いた。市民約250人が集まり、青少年の健全育成に悪影響があるとして「断固反対」などの声を上げ、こぶしを突き上げた。今後、出店断念に向け同施設を管理するドリーム・コザとコザミュージックタウン管理組合、出店を計画する「ゲオ」への要請行動や署名活動などを展開する。 校長や教頭などでつくる沖縄市立小中学校校務研究会の米須良成会長は「子どもたちを取り巻く社会環境は目まぐるしく悪化している。(ゲームセンター出店は)子どもの安全の保障どころか、危機的状況を増幅しかねない」と指摘。市PTA連合会の仲田朝俊会長は「子どもたちに夢を与え、可能性を広げるために建てられた施設に、成長を妨げる
あまりに突然だった。さっきまで文書をプリントアウトするなど快調に動いていたパソコンが、固まっていた。再起動をかけようにも、「OSが見つかりません」の表示で止まってしまう。過去2台のパソコンが壊れた経験からデータは救えると思い、社内のサポート部署に持ち込んだ。ごちょごちょとやってくれたあげ句、「無理です。ハードディスクに問題があります」と、にべもない。目の前が暗くなった。 パソコンの中には出稿日が迫る完成済みの原稿数本と写真が入っていた。「バックアップをとってないんですか」のあきれた問いかけが頭の向こうでむなしく響く。バックアップはせいぜい年に1度だ。同僚の「どうして壊れたんですか。落としたんですか」の追及に、そんな覚えはないが、原因など、この際どうでもいい。過去約1年の写真やさまざまな作成データが失われたショックで、ため息しか出ない。パソコンは信頼できない。と思うのは何度目か。【金沢衛】
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