今年の夏は首都圏は例年に比べ気温が低い日が続いたが、ここ数年でクールビズが浸透し、ネクタイをしている人を見かけることはだいぶ減ってきたのではないか。が、それでもワイシャツのボタンをしめ、時にスーツを羽織っている日本のビジネスマンたちにとってこの「制服」は時に苦痛だろう。 女性は男性に比べれば、職場でも服装の自由が許されている面がある。しかし、それゆえに働く女性が何を着るべきか問題は時に本人にとっても周囲にとってもストレスになる。 試着室で、泣き出す女性たち 地方の信用金庫に総合職として勤めるヒカリさん(20代後半、仮名)は、学生時代にアパレル店舗でアルバイトをしていたという。 「お客さんに1人ひとりついて回るんですけど、OLの方が泣くんですよ。フィッティングルームで2人になるじゃないですか。そこでいろいろ着ていただいて、誉めるんです。そうすると、『会社で服装について上司にけちょんけちょんに