ツシマヤマネコ「ネコ走り」 水路に設置した「ネコ走り」を歩くツシマヤマネコ(環境省対馬野生生物保護センター提供 絶滅の恐れがある国天然記念物ツシマヤマネコの交通事故を減らすため対馬市上対馬町舟志の主要地方道下の横断水路内に設置しているヤマネコの足場「ネコ走り」で、ヤマネコが行動する様子が初めて写真撮影された。 ネコ走りは今年3月に県対馬振興局が設置。水路内(長さ16メートル、高さ、幅各1メートル)の隅にコンクリートで足場(高さ、幅各20センチ)をつくっている。水がたまっていても小動物が水路内を横断でき、ヤマネコが道路に飛び出さないようにしている。 環境省対馬野生生物保護センターが自動カメラを取り付けて観察したところ、6月21日午前11時40分ごろ、水路内を歩くヤマネコの姿をとらえた。同30日にも写っており、この付近で生息している様子がうかがえる。 同様のネコ走りは、同センターも同町