米バージニア州の園芸センターでネズミ退治の任務を担う元野良猫のルー(2019年6月20日撮影)。(c)Eva HAMBACH / AFP 【6月23日 AFP】米国の首都ワシントン各所の家々やオフィスで活躍する「暗殺者」たち。彼らは音もたてず、ひそかに「侵入者」に忍び寄って息の根を止める。ただ、マフィアの殺し屋や忍者とは違い、彼らの雇用条件は簡潔。報酬に一皿のミルクを与えれば十分だ。 【写真特集】AFPのカメラマンらが撮影した世界の猫 この秘密情報員らの正体は、ワシントンの路上で保護された野良猫たちだ。彼らが担う密命は、当局が増殖に頭を抱えているネズミなど、害獣となるげっ歯類の駆除だ。野良猫たちは、ワシントンの動物愛護団体「ヒューメイン・レスキュー・アライアンス(HRA)」に保護された猫たちで、保護されていなければ殺処分される運命にあった。 人になつかず、ペットには適さない元野良猫たちの活