[東京 5日 ロイター] コニカミノルタホールディングス4902.Tの松崎正年社長は5日、ロイターのインタビューで、有機太陽電池事業に参入する方針を示した。他社との提携で事業化を始め、2012年度には売り上げ計上を見込むという。 同社の生産技術を応用する分野として、10年度内の参入を表明している有機EL照明事業と同時に展開し、新市場の開拓を進める考え。松崎社長は有機EL照明事業について「2016―17年に向けて事業を大きくする。やるからにはナンバーワンのポジションをとる」と強調した。 松崎社長は、これに加えて、有機太陽電池の事業にも参入する考えだとし、「他社と組んでの事業化になる。売り上げは12年度には立つだろう。有機EL(照明)と並行して太陽電池も16―17年にはまとまった大きさの事業になるように準備を進めている」と話した。近く投資を決定する考えという。 コニカミノルタは、主力の事務機器
[東京 20日 ロイター] コニカミノルタホールディングス4902.Tの山名昌衛常務(戦略担当)は20日、ロイター・テクノロジー・サミットで、主要製品である液晶パネル部材のTACフィルム(液晶偏光板保護フィルム)事業が、回復基調にあると明らかにした。 中国での液晶テレビの需要が急増しているという。 山名常務は「液晶パネルの在庫調整は終了した。中国のテレビ特需によってパネルの生産が増えており、それが当社に来ている」と述べた。同社は今月14日に、2010年3月期の業績予想(営業利益は前年比20%減の450億円)を発表したばかり。TACフィルム回復という材料があっても「業績予想をすぐに変えることはない」(山名常務)が、同フィルムの動向は「業績予想に対してはプラス要因にはなる」としている。同社は台湾と韓国の液晶パネルメーカーにTACフィルムを納入しており、これらのメーカーを経由して中国での需要増の
複写機各社が攻め込む7兆円印刷市場、キヤノン、リコー、ゼロックス…大手が激突!(1) - 09/04/16 | 08:00 大手事務機器メーカー各社が今、一斉に新市場参入に打って出ようとしている。 2月、東京・池袋で開催された業務用印刷機の展示会「PAGE2009」。会場には小森コーポレーション、独ハイデルベルクといった伝統的な印刷機メーカーと肩を並べ、異業種軍団が顔をそろえた。富士ゼロックス、キヤノン、リコー、コニカミノルタホールディングス……。いずれも、プロの業者が使う印刷機というよりは、身近にあるオフィスの複写機などで知られる事務機器メーカーである。 「4年前、この展示会に参加していた事務機メーカーは富士ゼロックスだけだった。今年は事務機メーカー全社が参加。明らかに4年前とは違う光景」。展示会の関係者はそう語る。今では、印刷機メーカーの占める面積を6割とすれば、事務機メーカーの
コニカミノルタホールディングスは,2008年度第2四半期累計(2008年4~9月)の決算を発表した(発表資料のPDF)。売上高は対前年度同期比1.5%増の5329億7100万円,営業利益は同14.7%減の486億7000万円,純利益は同22.2%減の292億7900万円で,増収減益となった。光学デバイスや電子材料を扱う「オプト事業」は好調だったが,市況の影響を受けて主力の情報機器事業での収益の悪化が予想を上回り,補い切れなかったとする。ただし,円高などの為替による影響が売上高で217億円減,営業利益で19億円に相当するとしており,その分を加味した場合の売上高は,同5.6%増に相当するという。また,税制改正と会計処理の変更に伴う影響も加味した場合の営業利益は,同5%程度の減少に相当するとした。 部門別に見ると,デジタル複合機やプリンターを扱う情報機器事業の売上高は,6月に買収したDanka
「デジカメメーカーが、医療機器で大繁盛している」 こんな話を聞いたら、不思議に思うカメラユーザーは少なくないだろう。 高齢化などによる医療機器需要の増大を受け、現在、医療ビジネスは「大隆盛」の様相を呈している。そんななか、気炎を上げるのが、富士フイルムホールディングス、オリンパス、コニカミノルタホールディングス、ペンタックス(今年HOYAへ吸収合併)、キヤノンなど、これまでデジタルカメラで世界的なシェアを取って来た精密機械、情報機器メーカー各社だ。 世界のデジカメ市場は現在も成長を続けているものの、国内はすでに過当競争に陥っている。そのため、ここ数年のあいだにカメラ事業を止めた企業も少なくない。05年に京セラが国内のデジカメから撤退。06年にはコニカミノルタがカメラ事業を止め、一眼レフカメラをソニーに譲渡した。イーストマン・コダックもデジカメの製造部門を他社に売却している。 しかし
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