[ワシントン 5日 ロイター] 米大統領選で勝利が確定したオバマ上院議員は、議会でも民主党が安定過半数を制したことや、金融危機に対する国民の怒りを背景にグリーンスパン前連邦準備理事会(FRB)議長時代の金融のあり方を見直すと予想されている。 オバマ氏は大統領に就任することで、選挙運動を通し公約していた資本主義に対するよりポピュリスト的なアプローチを取る権限が与えられる。 オバマ氏は今週ウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿した論説の中で「このような時に今後さらに4年間、不完全な減税など歳出を増やす余裕はない。グリーンスパン前議長でさえも現在、誤りだったと認めているような規制当局の監督の欠如は許されない」と指摘した。 オバマ氏の見解は、今後住宅所有者や借り手保護の法律が多く制定され、銀行や銀行が売る金融商品に対する規制が強化されることを意味する。 オバマ氏は、インフラ整備などを含む景気対策も
[ワシントン 5日 ロイター] 米メディアによると、4日投票が行われた2008年の米大統領選挙は、民主党候補のオバマ上院議員(47)が共和党候補のマケイン上院議員(72)に勝利し、米国初の黒人大統領が誕生することになった。 次期大統領は今後4年間、経済危機やイラク問題、医療制度改革などのさまざまな課題と取り組むことになる。オバマ氏の勝利に関する識者の見方は以下の通り。 ●アジアにとって朗報、地政学リスク低下に寄与=韓国現代証券 <現代証券(ソウル)のエコノミスト、LEE SANG-JAE氏> オバマ氏の勝利は、輸出に依存しているアジアにとって朗報だ。世界経済回復への期待は強い。 新しい米政権は、世界的な地政学リスクの低下に寄与し、原油価格をさらに安定させるとみられる。クリントン政権期のように米貿易赤字が縮小し、世界経済の不均衡に対する懸念を後退させるだろう。 ●オバマの公的支援、金融機関の
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