ドラッグストア「セイジョー」「セガミ」を運営するココカラファインホールディングス(コード3098)が上昇基調にある。16日終値は前日比64円安の1976円だったが、好調な販売実績や海外への進出を好感し、買いが膨らんでいる。 株価は4月24日の取引時間中に年初来安値の845円をつけて以降は切り返し、約5カ月で133%上昇。25日移動平均線との乖離(かいり)率も6.35%と、高値圏で推移している。 新型インフルエンザの流行によりマスクや除菌製品の売り上げが伸び、業績を下支えしている。2009年4〜6月期の連結業績は売上高が前年同期比20%増の476億円、最終利益が同40%増の12億円と大幅増益となった。 同業者間の価格競争が激化する中、「採算性の高い商品を見つけ、提案販売する点が強み」(いちよし経済研究所の林晃弘アナリスト)で、地元の有力ドラッグストアと業務提携をするなど“柔軟”な販売戦