二酸化炭素の排出量は車の約5分の1、バスの約3分の1 クルマ一辺倒を見直す動きと呼応して、古くて新しい次世代型路面電車(LRT)を見直す動きが広がっている。電気が駆動源で排気ガスをまき散らさず走るLRT、二酸化炭素の排出量は車の約5分の1、バスの約3分の1といわれ環境にも優しい。かつ、低床・バリアフリー設計の交通システムが、高齢化社会が進行する中で負荷の軽減が期待できるとされている。過度の自動車に頼らなくても、LRTを移動の手段として導入を進める案も浮上している。 川重、近畿車両、三菱重工など 欧米でモータリゼーション全盛の時代に路面電車はほとんど消えた、その時代を経て、1980年代に各地で見直され、復活してきている。日本では路面電車の最盛期といわれる1932年では65都市82事業者が存在し、都市の重要な交通手段として機能していたが、現在、LRTの国内路線は17都市19路線まで減少し
投資家に、夏休み用の推薦図書をご紹介する。『なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか』(北野一著、ダイヤモンド社)がおもしろい。北野氏はJPモルガン証券のストラテジストの職にあるが、筆者は、長年彼の書いた市場と経済の本を読みたいと思っていた。本書は待望の書き下ろしだ。 「グローバリゼーションで豊かになれない」筋道について、筆者は次のように理解した。 各国の生産性の進歩が互角であるとした場合、労働人口が縮小に向かう日本では潜在成長率が低く、自然な金利も資本コストも低いはずだ。しかし、資本市場がグローバル化すると、グローバル投資家は、金利にも株主資本にも世界に均一の利回りを求める。日本の金利にも株式投資の収益率にも世界水準を求めるため、慢性の金融引き締め的な効果が及ぶ。 ここで生じる疑問の一つは、各国の金利、ひいては潜在成長率の差は、為替レートで調整されるのではないかという点だ。外国
◆若者に増える日雇い派遣。働く日時を選べて便利って本当ですか。 ◇不安定で低賃金、生活困窮も 人材派遣会社に登録し、1日単位で仕事に派遣される日雇い派遣労働者が、若年者を中心に増えている。「働く日時を選べて便利だ」などという声がある一方、低賃金や不安定な働き方には、不安や不満の声も多い。そんな中、厚生労働省は初めて日雇い派遣労働者の実態を調査した。調査から浮かぶ日雇い派遣の現状を、2回に分けて報告する。 調査はアンケートで、日雇い派遣を行っている主な人材派遣会社(10社)と労働者(1034人)から回答を得た。 派遣会社が1日に派遣する派遣労働者は約6万5000人。このうち、日雇い派遣は約5万1000人と8割弱を占める。当初は「専門的な技術や知識を生かす働き方」として始まった労働者派遣が、今では日雇い派遣が、その中心となっていることが分かる。 男女別は男性が58%、女性が40%で、年齢は20
7月23日、トヨタ自動車は日野自動車とダイハツ工業を含む2008年4─6月期の世界販売台数が、前年比1.8%増だったと発表。写真はトヨタ車のロゴ。2006年11月撮影(2008年 ロイター/Toshiyuki Aizawa) [東京 23日 ロイター] トヨタ自動車7203.Tは23日、日野自動車7205.Tとダイハツ工業7262.Tを含む2008年4─6月期の世界販売台数が、前年比1.8%増の240万6583台だったと発表した。1─6月期は前年比2.2%増の481万7941台となった。 トヨタの1─3月期世界販売は米ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nを上回っており、GMが23日午前9時(米東部時間)に発表する4─6月期の数値次第では、トヨタが半期ベースで首位に立つ可能性がある。 ただ、年間計画985万台に対する1─6月期の進ちょく率は約49%と、5割に届かなかった。トヨタはガソリン高を
7月22日、中国の新車在庫が6月末に4年ぶりの高水準となったことが明らかに。写真は20日、北京の幹線道路の車列(2008年 ロイター/David Gray) [上海 22日 ロイター] 中国の新車在庫は、メーカー各社が生産能力を増強するなか販売が予想外に低迷したことを受け、6月末には4年ぶりの高水準となった。中国証券報が22日報じた。 6月末の新車在庫は17万台と、前回のピークだった2000年6月末の20万台に次ぐ水準となった。国家発展改革委員会物価監視センターの自動車業界担当のアナリスト、Cheng Xiaodong氏がまとめたデータを基に報じた。 上半期に在庫が積み上がった原因としてアナリストらは、1週間にわたるゴールデンウィークが短縮されたことや5月の四川省大地震など自然災害の影響で、消費者マインド冷え込んだことを挙げている。 6月末に政府がガソリンの小売り価格を約20%引き上げると
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く