「国内工場はまさに砂上の楼閣。分散化を真剣に検討する」。鈴木修スズキ会長が言及 - 11/06/23 | 13:51 スズキの鈴木修会長は23日、国内生産拠点の分散化を検討することを明らかにした。 スズキは同日、都内で今2012年3月期の業績見通しを発表した。会見の席上、鈴木会長は「当社の国内工場は静岡県と愛知県に集中しているが、浜岡原子力発電所に立地が近いうえ、浜松の海岸沿いは砂丘が続いている。まさに砂上の楼閣。分散化せざるをえない」と自ら発言。加えて「中小企業にとって分散化はコストアップになる。政府には分散化投資の税制控除などを検討してもらいたい」と語った。 小型乗用車「スイフト」などを生産する相良工場は浜岡原発から約11キロメートルしか離れていない。他の3つの4輪・2輪車の組み立て工場も、「津波、液状化、原発のいずれかが引っかかる」(鈴木会長)。工場の耐震化や堤防建設等の予備的対