転職に就活に、AI採用時代がやってくる。 履歴書と面接の“人力”で合否を判断するのではなく、採用に関する企業や求職者の行動データなどインターネット上の情報を機械学習したAI(人工知能)が、企業と人材をマッチングさせたり、面接にまで登場したり。背景にあるのは人手不足による採用コストの抑制だ。さらに若手社員の離職に悩む企業が多い中、データの裏付けによる採用ミスマッチの防止も期待されている。 自宅で一次面接 東京都新宿区の早稲田大学近くにある、エン・ジャパンの学生向けイベントスペース。カジュアルなパーカー姿の男性が、テーブルの上に立てかけられたスマートフォンと向かい合っている。耳にはイヤフォンをし、真剣な面持ちだ。 イヤフォンから流れてくる質問はコンピューター音声。 「ゼミや部活、サークル活動、アルバイトなどで、とても苦労したことや困難な状況を乗り越えたという経験はありますか?『はい』か『いいえ
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