メカデザイナーの仕事は、派手なロボットや巨大な戦艦などをデザインする仕事……と思われがちだ。だが、80年代にアニメ会社に就職し、玩具企画会社を経て、現在もアニメ業界で活躍する大河広行さんは「メカデザイナー」を名乗りながらも、アクション・シーンの構成や演出に近い仕事までこなす「何でも屋さん」ともういうべき多彩な職能で、アニメ業界を渡り歩いている。関わった作品は、それこそ数え切れない。 「絵を描くのが大好き」と語る大河さんは、食わず嫌いしない、貪欲な仕事歴を原動力にしている。その豊かでパワフルな生き方から、きっと元気をもらえるはず! ――動画マン出身とのことですが、もともとアニメーター志望だったのですか? 大河 いえ、漠然と「絵を描いてメシ食っていけないかな……」と思っていた程度です。高校生の頃、学校の外にマンガやアニメ好きのサークルがあって、地元の書店の社長さんがビルの最上階を開放してくれて
「クールジャパン」のレッテルをつけて日本のアニメや漫画を語ると、口うるさいマニアからは煙たがられてしまう昨今。日本に住む外国研究家から、アニメ文化、日本独自のキャラクター文化はどう見られているのだろう? ペルーで生まれ、イギリスに育ち、現在は明治大学・国際日本学部で留学生に漫画・アニメ文化を教える、レナト・リベラ・ルスカ講師に語ってもらった。 ガイナックスのルーツ、「DAICONフィルム」が教材 ――今日の講義では「艦これ」「響け!ユーフォニアム」から「DAICON III」まで、さまざまな話題が英語で飛び交いましたが、どんなことを留学生たちに教えていたのですか? レナト これまでの講義では、アニメ業界が日本社会へ与えた影響について、年代ごとに要約してきました。今日は前期最後の講義だったので、今までのまとめですね。80年代中盤まで、アニメはスポンサーが自社製品を売るための宣伝番組でしたよね
8月3日22時からのNHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」で細田守監督が取り上げられる。 細田監督が手がけてきた「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」、そして新作「バケモノの子」には、等身大のキャラクターが必死に生きていく姿が繊細かつリアリティーあふれる表現力で描かれている。これらのキャラクターの心情は監督の心の内にある“わだかまり”を糧にしているんだとか。映画を生み出す原動力となっている苦しみを抱えてきた自らの人生とは? 番組では新作製作の舞台裏に300日間密着し、映画作りに命をささげる男の仕事に迫る。 advertisement 関連記事 NHK Eテレ「趣味どきっ!」で「一声入魂!アニメ声優塾」がテーマに 野沢雅子や関智一ら声優陣が講師に 講師は野沢雅子、井上和彦、千葉繁、関智一、神谷明、平野文、勝生真沙子、古川登志夫。塾長は中川翔子さん。 「サマーウォ
「欲しかったのは多様性だった」 スタジオカラー代表取締役の庵野秀明社長が18日、新宿バルト9で、自身が携わるアニメ企画『日本アニメ(ーター)見本市』についてつぶやいた。 同氏がエグゼクティブプロデューサーとなり、ドワンゴと共同で公式サイトにオリジナルアニメを配信する企画。18日は「初号上映」として、第1シーズンの全12話、および第3シーズンの一部エピソードを初披露した。 同企画は短編アニメに特化しているのが特徴。舞城王太郎さん原作・鶴巻和哉さん監督の『龍の歯医者』、セクシーでグロテスクでクラブで流れていそうな吉崎 響さんの『ME!ME!ME!』のように、アニメとしての意欲作も目立つ。 庵野代表は「(アニメは)ジブリと深夜アニメだけじゃない。最近は二極化しちゃってる」と話し、こうした意欲作を発掘するのが同企画の目的であったとしていた。 「ジブリ」と「深夜」だけじゃない 「影絵のアニメとか、ス
宮崎アニメにはしばしば蒸気機関車が登場する。古くは『パンダコパンダ 雨降りサーカスの巻』で大雨による洪水で水没した町の中を機関車が走り、初期のテレビシリーズ『ルパン三世』の中でもしばしば機関車が登場してアクションに花を添えている。 そして宮崎監督の引退作品となった『風立ちぬ』では、その集大成といえるべき大正~昭和期に活躍した蒸気機関車が時代の移り変わりの中で登場している。 宮崎駿監督の師匠とも言えるアニメーターの大塚康生さんは、大の蒸気機関車好きで知られる。『パンダコパンダ』や『ルパン三世』には大塚さんが作画監督として参加し、宮崎さんとコンビを組んでいる。『風立ちぬ』には、大塚さんの好きな9600形をはじめ、軽便機関車、C56形、はてはドイツの第三帝国時代の機関車まで登場している。 大塚さんとの出会い なぜ鉃道カメラマンである私がこんな話を知っているかというと、私は鉄道家になる前はアニメー
宮崎駿が初めて劇場用作品の監督を手がけた「ルパン三世」第2弾、 アニメファンからの絶大な支持を得る「カリオストロの城」がついにニコニコに! 9月末までの期間限定配信となります。 みんなでコメントして「カリ城」を楽しむなら今がチャンス♪ 【イントロダクション】 巨大な城が動き始める!影の軍団が襲ってくる! 生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵! ある国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、 実はそれはゴート札と呼ばれる偽札だったのだ。そこでルパンは、ゴート札が 発行されたカリオストロ公国を次のターゲットに決める。 ルパン達が公国の自然を楽しんでいると、二台の車が猛スピードで過ぎ去っていった。 なぜかウエディング姿の少女が武装した男達に追われていたのだ。当然ながらルパンは 少女の側につき、少女を救うのに成功した。 しかし、わずかの隙に少女を奪われてしまう。
アニメ「コードギアス 亡国のアキト」より、5月2日に劇場上映が始まった第3章「輝くもの天より堕つ」の初日舞台挨拶レポートが到着した。 アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の第1期と第2期の間を時代背景にした最新作として 4章構成で劇場上映される「コードギアス 亡国のアキト」。2012年8月に第1章「翼竜は舞い降りた」が、2013年9月に第2章「引き裂かれし翼竜」が劇場上映され、人気を博した。第3章「輝くもの天より堕つ」は2015年5月2日、第4章「憎しみの記憶から」 は7月4日に上映開始となる。 今回、第3章「輝くもの天より堕つ」の初日舞台挨拶レポートが到着。初日舞台挨拶は5月9日に新宿バルト9で行われ、プロデューサー、監督、声優が参加した。以下、レポート。 なお、BD/DVDは6月26日に発売となる予定。 舞台挨拶には日向アキト役の入野自由さん、レイラ・マルカル役の坂本真綾さん、シン
「コードギアス 亡国のアキト」第3章『輝くもの天より堕つ』初日舞台あいさつが開催(左から松風、入野、坂本、赤根監督、河口プロデューサー) 人気アニメーション『コードギアス 亡国のアキト』第3章『輝くもの天より堕つ』(監督:赤根和樹)初日舞台あいさつが2日、東京・新宿バルト9で開かれ日向アキト役の入野自由、レイラ・マルカル役の坂本真綾、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也、赤根監督、サンライズの河口佳高プロデューサーが登壇。第5章の制作が発表された。 2006年に放送された人気テレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』とその続編『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』の間にあった時期が描かれるスピンオフ作品。スピンオフといっても同作に出演したキャラクターも本シリーズに登場しており、物語を引っ張っている場面もある。 上映後に登壇したキャストたち。まずは、河口プロデューサーから2013年9
■ツイッターより 【亡国のアキト】第1章&第2章 TV放送決定!! 5月2日より劇場上映の第3章「輝くもの天より堕つ」を記念して、TOKYO MX・MBS・CBC・BS11にて一挙放送致します。詳しくはこちらをチェック http://t.co/bhPzWosy9O #geassp — コードギアスプロジェクト (@GEASSPROJECT) 2015, 3月 9 【亡国のアキト】5/2劇場上映される第3章「輝くもの天より堕つ」のプレミア先行上映イベント(東京・大阪・名古屋)が、4月26日開催決定!!東京のみゲスト(入野自由・松風雅也)による舞台挨拶あり http://t.co/bhPzWosy9O #geassp — コードギアスプロジェクト (@GEASSPROJECT) 2015, 3月 9 コードギアス亡国のアキト 公式サイト 5月2日より劇場上映される「コードギアス 亡国のアキト」
2週間限定でイベント上映がスタートしたアニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の初日舞台あいさつが28日、東京・新宿ピカデリーで行われた。 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦良和氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店)で連載されていた漫画作品をアニメ化したもの。後に"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語が全4話構成で描かれる。初日の舞台あいさつには、安彦総監督に加え、キャスバル・レム・ダイクン役の田中真弓、アルテイシア・ソム・ダイクン役の潘めぐみ、シャア・アズナブル役の池田秀一が登壇した。 まず安彦総監督は「年月を数えるのが難しいほど、歳を重ねてしまいました。原作を描き始めてから15年、や
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN II 「哀しみのアルテイシア」は2015年秋公開!モビルワーカーかっけぇ! THE ORIGIN 2 哀しみのアルテイシア 2015年秋公開 「青い瞳のキャスバル」終了後に、そこそこ長めの次回予告がありました。 #THE_ORIGIN pic.twitter.com/Pmnsn5hlUG — よっくん (@yoshi115t) 2015, 2月 28 機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバルを観てきました なかなか面白かった ランバ・ラルさんかっこよかった次回作の哀しみのアルテイシアも期待してます 次回、MS(モビルスーツ)誕生秘話があるらしい… pic.twitter.com/QIY82zfLd4 — 田中 優希 (@dancho25) 2015, 2月 28 思ったより短かった。秋も楽しみやヽ(・∀・)ノ哀しみのアルテイシア
「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」が3月7日から公開される。累計観客動員数が1億人を突破した、春の定番映画の35周年記念作。旧作を集めた映画祭のトークイベントでは、2005年春の声優陣交代で重責を引き継いだ現“ドラえもん”と現“のび太”が、先代声優からの温かい言葉に涙する一幕があった。 14日に都内で開かれたトークショーには、現ドラえもんの水田わさび、現のび太の大原めぐみ、サプライズゲストとして先代のび太の小原乃梨子、先代しずかの野村道子が登壇した。 「10年はあっという間だった」と水田。「体力はあるつもりだが、インフルエンザの予防接種とか健康管理に気をつけるようになった。映画の収録はちょうど風邪のはやる時期で(先輩たちが)それをずっと続けてこられたのはすごいこと」とたたえた。 「体調に気をつけて、収録が終わるとようやく新年という気分になった」と野村は振り返る。「
「機動戦士ガンダム」という名前を、日本人なら誰でも一度は聞いたことがあるはずだ。 1979年の初放映から36年が経過したが、その人気はとどまることを知らない。2009年に東京・お台場に展示された全長18メートルの「実寸大ガンダム」は、アニメのガンダムを知らない高齢者すら一目見ようと押し寄せ、400万人を超える来場者数を記録した。 「ファーストガンダム」を知っている人は多くない では、知名度が全国区となった一方で、ガンダムのストーリーを知っているという人はどれだけいるか。 ガンダムは現在も新シリーズがテレビや劇場で発表され続けている。ただ、初放映から36年も経過している。新シリーズでもモビルスーツと呼ばれる巨大ロボットが活躍する世界観は共有されているとはいえ、初回放映(ファンの間で「ファーストガンダム」と呼ばれている)との共通項は希薄になっている。 ファーストガンダムとダイレクトにつながる物
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岩崎未都里[ブロガー] *** 映画は、映像・音楽・音響など多岐にわたる総合芸術です。もちろん、アニメーションのその代表的な一つです。よって、筆者は、宮崎駿さんや高畑勲さんの作品を「アニメ」ではなく、総合芸術である映画として鑑賞しています。言うまでもなく、映画監督は芸術家だと定義に異論はないでしょう。 さて、イタリアの美術家ブルーノ・ムナーリが、 「芸術の源泉は『個』にあり、デザインの発端は『社会』にある。」(「芸術家とデザイナー」・みすず書房・2003) と書いているように、芸術家の作品制作の原動力は「自己の信念を表現すること」にあります。 ジブリ映画とは、パトロンであった徳間書店が、出版社として作家を大切にするという姿勢を貫き、「金は出すが口は出さない」という芸術家とパトロンの大事なスタンスを存在させていたのだろう、と筆者は感じています。 ところが以前、ジブリに関して、筆者が驚く批評・
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