「photo AC」より 「今日のコンサートのあと、みなさんと打ち上げですか?」 コンサートを聴きに来てくれた友人から、このようによく聞かれます。しかし、残念なことに、打ち上げはありません。僕のコンサートであっても、オーケストラ・メンバーにとっては日々の仕事です。翌日も朝10時から次のコンサートのリハーサルがあったりしますし、少しでも早く、いつも家で待たせている家族のもとに帰りたいし、なかには、明日から始まる難曲の練習をするメンバーもいるのです。 演奏家は、一般人にとって仕事や用事がない自由時間に働く仕事です。一般の会社員の仕事が終わる平日の夜や、休みとなる週末など「今は仕事がなく時間があるのでコンサートに行ける」という聴衆の方々の前で、“演奏という仕事”をしているわけです。たとえば、僕の友人指揮者などは、「子供が小さいときにも、土日には一緒に遊んだことがなかった」と言いますし、僕の家族も
「Getty Images」より 時事通信によると、巣ごもり生活が定着するなか、50代以上のインターネット利用時間がテレビの視聴時間を超えたそうです。若者のテレビ離れが言われて久しいですが、市場調査会社マクロミルが2020年7~12月の行った調査では、50代の1日のテレビ視聴時間は3.2時間にもかかわらず、インターネットは3.3時間と逆転。しかも、50~69歳の男女1万5000人に行った調査では、2020年12月のYouTubeの1カ月平均利用時間は、2019年の1.5倍に伸びたそうです。 テレビのニュースを見れば新型コロナウイルスの話題ばかりで、大切な話だとはわかっていても、やはり不安を煽られますので、毎回見るのをためらう方もおられると思います。さらに、それ以外のテレビ番組も、一定の世代以上には、あまり興味が湧かないような内容も多いのが実情です。それならば、自分が興味ある話題や情報を、見
『FF7リメイク』オーケストラコンサート“FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour”が無観客公演で2月13日に開催。視聴チケットは本日(1/27)発売『FF7リメイク』オーケストラコンサート“FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour”が無観客公演で2月13日に開催。視聴チケットは本日(1/27)発売 - ファミ通.com FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour | SQUARE ENIX 『The Lord of the Rings: Gollum』リリースが2022年に延期…「指輪物語」のゴラムが主人公のステルスアクション『The Lord of the Rings: Gollum』リリースが2022年に延期…「指輪物語」のゴラムが主人公
「Getty Images」より オーケストラで指揮をしているとき、このように問いかけられることがあります。 「マエストロ、僕が吹いている音は何でしょうか?」 マエストロというのは、イタリア語やスペイン語で芸術家や専門家に対する敬称として使われますが、クラシック音楽業界では指揮者のことです。これは便利な言葉で、「あ、今回初めて来た指揮者の名前、なんだっけ?」と忘れてしまっても、「マエストロ」とさえ言っておけば問題ありません。20代のペーペーの指揮者から、80代の大指揮者にまで呼びかけることができます。 関西の繁華街で「社長、安い飲み放題のお店がありますよ!」と声をかけられる「社長」と、なんとなく似ているような気がしますが、それも”当たらずとも遠からず”です。イタリアに行けば、指揮者だけでなくパン屋の主人から生ハムづくりの名人まで、みんな「マエストロ」なのですから。 さて、冒頭の「僕の吹いて
「Getty Images」より 僕は、海外ではプロのオーケストラしか指揮を振る機会はありませんでしたが、日本に帰国してからは、プロの指揮をしながら、市民オーケストラや一般大学オーケストラともコンサートをするようになりました。 こうした違いの背景には、日本のアマチュア・オーケストラのレベルが大変高く、活動が盛んなことがあります。また、音楽大学を卒業して、一般企業の社員や教員になられた方々の音楽活動として成り立っていることもあるでしょう。なかには「本業と演奏、どちらが大事なんだろう?」と思わせる猛者までいます。 そんななか、アマオケの方々とのリハーサルが終わると、ひとりの若いメンバーから「篠崎先生、カラオケボックスでしっかりと練習しておきます」と言われました。最初はなんのことか、まったくわかりませんでした。カラオケボックスは“歌って楽しむところ”と認識していたからです。しごきにしごかれたリハ
ヨハン・シュトラウス(「Getty Images」より) 明けましておめでとうございます。今年もウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートのテレビ中継を心待ちにしていた音楽ファンも多いのではないでしょうか。普段、クラシック音楽を聴かなくても、最高の指揮者、本場のオーケストラが演奏するヨハン・シュトラウス(2世)の音楽を毎年、生中継のテレビ放送で楽しむという方々は多いと思います。 現在、オーストリア政府の方針により、観客を入れてのコンサートが禁止されているために、今年のニューイヤーコンサートは無観客での開催なのは残念ですが、テレビ映像は世界90カ国以上に配信され、日本ではなんとゴールデンタイムの19時過ぎからライブ放送を楽しむことができるのです。 とはいえ、我々日本人の団欒時間に合わせてウィーン・フィルが演奏してくれているわけではありません。偶然にも、現地時間午前11時過ぎに
「Getty Images」より 今年1年の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」が、今月14日に発表されました。今回、20万8000票の応募のなかから選ばれたのは、「密」。京都市東山区の清水寺の森清範貫主によって、見事にその1文字が書き上げられたニュース映像を見られた方は多いと思います。 今年は、三“密”という言葉が、避けるべきものとしての生活常識として日本国内に浸透したのでなるほどと思ったのは、凡人の浅はかな考えでした。三密の“密”だけではなく、「離れていても、オンラインなどで大切な人との関係が“密”接になったこと」、そして「政界や芸能界では、内“密”や秘“密”が多かったからだ」と解説されています。 ちなみに、すっかり忘れていましたが、昨年の漢字は「令」。これも、“令”和時代の始まりだからというだけでなく、消費税増税などの法“令”改正や、多発した水害による警報発“令”、避難命“令”も関係
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