文化庁は7月7日、漫画やアニメ、ゲームなどを展示・収蔵する国の施設「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の事業について、アイデアの公募を始めた。 事業の内容や施設規模、管理運営についてなどの意見を、メールやファクス、郵送で、13日まで受け付けている。 同センターは、2009年度補正予算に117億円の建設費が盛り込まれている、いわゆる“アニメの殿堂”だが、「税金の無駄遣い」など批判を浴びている。文化庁は有識者による「設立準備委員会」を設置。7月2日から議論を始め、施設の内容などを検討している。 関連記事 「“アニメの殿堂”必要」――里中満智子さんら、「原画やゲーム基板の保存場所を」と訴え 「このままでは、漫画やアニメ、ゲームの資料を後世に残せない」――漫画家の里中満智子さんらが「国営漫画喫茶」などと批判されている施設について、必要性を訴えた。 “アニメの殿堂”は「無駄」なのか 保存収集の拠