ロシアのプーチン大統領がメドベージェフ第一副首相を後継候補に事実上指名し、自らは首相に就任する見通しになった。今後の政権運営や対日政策について、来日中のロシア東洋大のアナトリー・コーシキン教授に聞いた。 −後継指名の狙いは。 「メドベージェフ氏はシロビキ(軍・治安機関出身の強硬派)と関係がなく、対外的に柔軟な態度を取ることができる。プーチン氏は首相就任でリーダーにとどまり、メドベージェフ氏が任期途中で辞めれば大統領職に復帰できる。(ロシアの指導者は)『プーチン後もプーチン』だ」 「後継指名で有権者の選択の自由は事実上なくなった。非民主的との批判も上がるだろう」 −権力バランスはどうなるのか。 「権力維持には軍や治安機関をコントロールすることが必要。プーチン氏が軍事や外交の実権を握り、メドベージェフ氏は主に(経済など)社会発展の分野を担当するだろう。メドベージェフ氏のプーチン氏への忠誠心は強
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く