hontoをリニューアルし、リアルの書店とオンライン書店、それに電子書店を三位一体で展開することにした理由を、トゥ・ディファクトの代表取締役社長、小城武彦氏は「日本人にとって、リアルの書店が日常生活の中で身近な存在だから」だと説明する。 米国と日本の人口の違いや書店の数を比較してみると、米国では大型の書店が多く、全米の店舗数は9400店しかないのに対し、日本では小型店から大型店まで多様な形態の店舗が全国で1万5000店もあるという。米国の国土は日本の25倍広いが、本屋の数は日本の方が多いのだ。米国の書店が1店舗でカバーする面積は約1000平方キロにもなる。東京23区をすべて足した面積が621平方キロなので、それよりも広い。山などの人が住んでいない地域もあるとはいえ、米国はかなり書店が少ないのだ。ちなみに書店1店舗がカバーする人口は、米国では1店舗あたり3万4000人。日本では書店1店舗あた