新生AMDが目指すのは、自社の知的財産(IP:Intellectual Property)をCPUやAPU、GPUだけでなく、パートナー企業のIPと組み合わせて、市場が求めるプロセッサをいち早く投入できるようにすることだ。その代表例が、ソニーのプレイステーション4やMicrosoftのXbox Oneに採用されたAPUであり、AMDは同様のビジネスを2013年末までに急拡大させる方針だ。 AMDが自社のIPとして位置づけるのは、なにもCPUやGPUコアだけではない。同社の技術開発を統括するマーク・ペーパーマスターCTO兼上級副社長は、「省電力技術や、システム同士を高速につなぐファブリックも、われわれの重要なIPだ」と説明する。 同氏は、2012年2月に行われた投資家向け会議で省電力技術のロードマップを示し、CPUやGPUアーキテクチャの開発だけでなく、APUをより省電力で運用できる技術革新
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