経済評論家の勝間和代氏が15日、政府の行政刷新会議の「再仕分け」で民間仕分け人として登場した。パソコンを持ち込み、話を聞きながら関連資料を検索するデータ重視の手法で、事業の無駄や非効率性を追及した。 観光庁が2011年度予算で約88億円を要求している訪日旅行促進事業に関しては「素人の作ったマーケティング計画だ。民間企業なら80万円も予算がつかない」と厳しく指摘。「事業の正当性を主張するなら、費用対効果を出してほしい」と迫った。 終了後も記者団に「担当者は数値を示してほしい。議論が空回りする」と強調、意気軒高だった。(共同) [2010年11月15日21時44分]