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ブックマーク / kentapb.blog27.fc2.com (3)

  • 国産ワクチンは一発勝負。(訂正あり)薬作り職人のブログ

    現在、国内で製造中の新型インフルエンザワクチン。どうやら、臨床試験をせずに一発勝負で実戦に持ち込むようです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2009/9/6 訂正:さすがにマズいと思ったのか、国産ワクチンの治験を行なうことが決定したそうです。 国産ワクチン治験へ…効果、安全性を確認 ただこの記事からだけでは、治験結果を見て一般への接種開始になるのかどうかはわからないなぁ。 以下の記事は、上のニュースの前に書かれたものです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 理由として考えられるのは2つ。 1つ目は、日国内の製造方法が「有精卵を使う」という時間がかかる方法であること。製造に時間がかかるので、臨床試験をしているうちに流行期に突入してしまう、、というわけです。この製造方法については、以前このブログでも取り上げました(リンク:なぜワクチン製造に時間がかかるのか)。 日

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2009/09/06
    >国内では、化学及血清療法研究所、北里研究所、阪大微生物病研究会、デンカ生研の4法人がワクチンを製造中。どれも培養に孵化鶏卵を用いており、アジュバントは使っていない。
  • なぜワクチン製造に時間がかかるのか。薬作り職人のブログ

    豚インフルエンザの人への感染が大きなニュースとなっています。新聞によると、今回の豚インフルエンザのワクチン製造には時間がかかるとコメントが多いのですが、その理由を調べてみました。 一番の理由は、「インフルエンザウイルスの培養に、有精卵を使うこと」のようです。インフルエンザのワクチンは、インフルエンザウイルスを培養して増やし、そのウイルスを回収して薬剤で死滅させて製造されます。この中で一番手間がかかるのはインフルエンザウイルスの培養です。 インフルエンザウイルスは、どの細胞でも増殖する訳ではありません。古くからの研究で、現在最もインフルエンザウイルスの増殖に適しているのは、ニワトリの胎児の將尿膜と呼ばれる部分の細胞です。このため、インフルエンザウイルスの培養には、ニワトリの胎児、すなわち「有精卵」が必要となるのです。 通常、スーパーで売られている卵は「無精卵」であり、受精を行っていない=胎児

  • 賢い議論というのは、こうするんだなぁ。薬作り職人のブログ

    コラーゲンのサプリメントというのがあります。 「お肌の張りを保っているのはコラーゲン。そのコラーゲンをべることで、お肌はぷるぷるを保てます」 なんて宣伝文句をよく見かけます。 果たして、コラーゲンをべたら肌がぷるぷるになるのか? 理系で生物をかじったことがあるヒトなら、普通こう答えるでしょう。 「コラーゲンはタンパク質。タンパク質は、消化管の中でタンパク質分解酵素によってアミノ酸に分解されて吸収されるから、口から摂取したコラーゲンがそのまま皮膚に行って、お肌がぷるぷるになることはない。コラーゲンの材料を補給することにはなるだろうけど、吸収されたアミノ酸が全てコラーゲンになる訳でもない。」 私も、こう答えてると思います。 でも、昨日見たテレビ番組に見ていた専門家の答えは、ちょっと違いました。 「口から摂取したコラーゲンが、分解されずにそのまま体内に吸収されるのなら、体内で異物として認識さ

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