「こんにちは、ガースーです」。11日に出演したインターネット番組の冒頭で菅義偉首相がそうあいさつした。「ファンサービス」のつもりかもしれないが、コロナ禍が深刻さを増すなか、一国の首相として軽すぎないか。番組の司会も務めたジャーナリストの鈴木哲夫さん(62)は、発言時の様子を「その場でも、えっ?という感じだった」と打ち明ける。14日の8人でのステーキ会食にも批判が広がる。菅首相の取材を15年以上続けている鈴木さんは、最近の発言をどう読むのか。【待鳥航志/統合デジタル取材センター】 ――11日、鈴木さんが司会を務める番組の冒頭で菅首相が「ガースーです」とあいさつしたことに対して、批判が上がっています。 ◆あいさつにはギョッとしましたね。菅さんは当日分刻みの日程で、生放送の2分前に会場に入り、台本にも「菅総理ひと言」としか書いていなかったけど、あいさつですからね、別に進行の上では気にしていません