民主党の政権公約が発表された。民主党の本質が明確になった。危険が一杯だ。 これを検討するが、その直前に発表された公約の原案「政策集Index2009」と中身が異なるし、公約発表後、内容をころころ変えたり、挙句の果てには党首の「マニフェスト発表会」の数日後、あれは「マニフェストではない」と言ったり、何が何だか分からない。 しかし、「政策選択選挙」なのだから、仕方なく7月29日発表された「マニフェスト」の問題点のいくつかを考える。 Ⅰ.国のかたち ① 憲法 国の基本である憲法の記述が無い。最後の「あと書き」で、要約すれば「現行憲法に足らざる点があれば補い、改める点があれば改める事を国民に提案する。(中略)」「国民の多くが改正を求め、国会内で合意できる事項があるかどうか慎重かつ積極的に検討する」意味不明。民主党関係者も含め、多くの国民がより良い憲法を求めているのに。 ② 公務員制度