ブックマーク / www.afpbb.com (2,236)

  • 任務終了目前、探査機カッシーニが撮影した土星の輪

    米航空宇宙局の無人探査機カッシーニが撮影した土星の輪。米航空宇宙局、カリフォルニア工科大学ジェット推進研究所、宇宙科学研究所提供(2017年9月13日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute 【9月15日 AFP】米航空宇宙局(NASA)とジェット推進研究所(JPL)、 宇宙科学研究所(SSI)は14日、NASAの無人探査機「カッシーニ(Cassini)」が13日に撮影した土星の輪の画像を公開した。 1997年に打ち上げられたカッシーニは、20年に及ぶ約79億キロの旅路で予定通りロケット燃料を使い果たし、日時間15日午後8時55分に地球と最後の交信を行った後、土星に突入して任務を終える。 カッシーニによる土星観測プロジェクトには約39億ドル(約4300億円)が投じられ、世界27か国の科学者が参加。土星周回軌道上での13年間の観

    任務終了目前、探査機カッシーニが撮影した土星の輪
  • 探査機カッシーニ、土星に突入 20年の任務終了

    土星に突入する無人探査機カッシーニを描いたイラスト。米航空宇宙局(NASA)ウェブサイトより。(c)NASA/JPL-Caltech 【9月16日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニ(Cassini)は15日、土星に突入して燃え尽き、20年にわたる任務を終了した。 カッシーニの土星観測プロジェクトには39億ドル(約4300億円)が投じられ、世界27か国の科学者が参加。79億キロに及ぶ長旅を終え、ロケット燃料が尽きた同機は、時速約12万キロの速さで土星の大気に突入。地球への連絡は、グリニッジ標準時(GMT)午前11時55分(日時間午後8時55分)を最後に途絶えた。 土星への突入は、衛星のタイタン(Titan)とエンケラドス(Enceladus)を損傷することがないように計画されたもの。両衛星には海があり、生命が存在する可能性があるとされており、科学者たちは将来の探査にそ

    探査機カッシーニ、土星に突入 20年の任務終了
  • モザンビークでまた「アルビノ狩り」 17歳少年、脳まで奪われる

    アルビノの少年の足(右、2010年10月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/YASUYOSHI CHIBA 【9月17日 AFP】アフリカ南東部モザンビークで、先天性色素欠乏症(アルビノ)の17歳の少年が殺害され、脳などが奪われた状態で発見された。地元メディアが報じた。奪われた体の部位は、呪術に使われるとみられている。 国営モザンビーク通信(AIM)によると、少年は13日に殺害され、遺体は西部テテ(Tete)州ベンガ(Benga)で見つかった。地元当局者の話では、「犯人らは被害者の腕や脚から抜き取った骨や、髪の毛を奪った上、頭を割って脳を取り出していた」という。 同国では、アルビノの人々の体の部位を求めての「アルビノ狩り」が後を絶たない。アルビノの体の部位は富と幸運をもたらすと信じられており、お守りや呪術用の薬として用いられる。 マラウイと国境を接するテテ州には、アルビノの臓器を売買する

    モザンビークでまた「アルビノ狩り」 17歳少年、脳まで奪われる
  • スーパーマンの新たな敵は「白人至上主義者」 移民の命守る

    映画『スーパーマン』でクリストファー・リーヴが着用したコスチューム。米ロサンゼルスの競売会社プロファイルズ・イン・ヒストリーにて(2012年7月19日撮影)。(c)AFP/FREDERIC J. BROWN 【9月14日 AFP】倒すべき悪党は、もはや惑星を破壊する地球外生命体や邪悪な天才大富豪ではない―― 米DCコミック(DC Comics)のスーパーヒーロー「スーパーマン(Superman)」が最新作で担うのは、必死に働く移民たちを白人至上主義者から守るという任務だ。 スーパーマンは、その活躍を1938年から掲載してきた米漫画雑誌「アクション・コミックス(Action Comics)」最新号で、失業中の工場労働者が移民たちを殺そうとするのを直前で阻止する。 悪役の工場労働者は、青い作業着に米国旗色のバンダナを巻き、口ひげをたくわえた姿をしている。いずれも、貧しいブルーカラー層の米国人の

    スーパーマンの新たな敵は「白人至上主義者」 移民の命守る
  • 「肉不足」で平均体重激減のベネズエラ、国主導でウサギ繁殖計画

    南米ベネズエラのカラカスの料配給センターで、必要最小限の品の入った袋を購入するため行列する人々(2017年8月16日撮影)。(c)AFP/RONALDO SCHEMIDT 【9月14日 AFP】未曽有の経済危機に見舞われている南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領が、多くの国民にとって肉をべることがぜいたくと化している現状を打開する方策として、ウサギを用に繁殖する計画を打ち出した。 「動物性タンパク質は切迫した課題だ。そのため『ウサギ計画』を承認した。ウサギは何しろ『ウサギ算』といわれるほど多産だからだ」。マドゥロ大統領は国営テレビで冗談を交えてこう語り、牛肉などの安価な代用品としてウサギ肉を導入する考えを表明した。 マドゥロ大統領は、深刻化の一途をたどる経済危機を「経済戦争」と称している。「ウサギ計画」は、この「経済戦争」における料や医薬品の不

    「肉不足」で平均体重激減のベネズエラ、国主導でウサギ繁殖計画
  • ロヒンギャからの「ぼったくり」横行、通常の200倍の渡し賃

    ミャンマーからナフ川を船で渡り、バングラデシュのテクナフに到着したロヒンギャ難民ら(2017年9月14日撮影)。(c)AFP/MUNIR UZ ZAMAN 【9月15日 AFP】(写真追加)ミャンマーから隣国バングラデシュに避難しようとするイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)に対し、バングラデシュ側の船頭が、最高で通常の200倍もの渡し賃を請求するというぼったくりが横行している。 国連(UN)は14日、ロヒンギャ全員がミャンマーから逃げ出そうとするという「最悪の事態」に発展する恐れがあると警鐘を鳴らした。 ここ1日だけでも1万人のロヒンギャが国境を越えており、先月末からバングラデシュ入りした避難者数は約38万9000人に上った。ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問に対し、ロヒンギャの保護を発表するよう求める声は強まる一方となっている。

    ロヒンギャからの「ぼったくり」横行、通常の200倍の渡し賃
  • 最古の「ゼロ」文字、3~4世紀のインド書物に 英大学が特定

    バクシャーリー写の拡大写真。一番下の行にある点が、現在使われている数字「0(ゼロ)」の起源となった。オックスフォード大学ボドリアン図書館提供。(c)Bodleian Libraries, University of Oxford 【9月16日 AFP】3~4世紀のインドの書物に記された黒い点が、数字の「0(ゼロ)」の最古の使用例であることを、英オックスフォード大学(University of Oxford)のチームが特定した。 この書物は、1881年に現パキスタン国内に位置する村で発掘されたカバノキの樹皮の巻物で、発見場所の村の名前にちなみ「バクシャーリー(Bakhshali)写」と呼ばれている。1902年からオックスフォード大学のボドリアン図書館(Bodleian Libraries)で保管されてきた。 バクシャーリー写は、すでにインド最古の数学書であるとされていたものの、その年代

    最古の「ゼロ」文字、3~4世紀のインド書物に 英大学が特定
  • タトゥー顔料、体内深く浸透する恐れ 研究

    タトゥーイベントの会場に展示される図柄のサンプル写真(2017年5月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/SONNY TUMBELAKA 【9月13日 AFP】タトゥーに使われるインクの微粒子は人体内部へと染み込み、人の免疫系の重要な中枢を担うリンパ節にまで到達する恐れがあるとの研究結果が12日、発表された。 英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された論文によると、大きさが1センチの100万分の1から数十億分の1ほどのこれら微粒子には、ニッケル、クロム、マンガン、コバルトなどの汚染物質や防腐剤などに由来する分子が含まれているという。 タトゥーの着色剤は、さまざまな種類の有機および無機顔料でできており、有毒な不純物で汚染されている恐れもある。 タトゥーのインクで、カーボンブラックに次いで2番目に多

    タトゥー顔料、体内深く浸透する恐れ 研究
  • ロンドン下水管に「怪物級」の油脂の塊 重さ130トン、長さ250m

    英水道大手テムズ・ウォーターが提供した油脂の塊「ファットバーグ」の画像(2017年9月12日公開)。(c)Thames Water 【9月13日 AFP】英ロンドン(London)のビクトリア時代に造られた下水管で、重さ130トン、長さ250メートルもの油脂の塊が見つかった。水道大手テムズ・ウォーター(Thames Water)が12日、発表した。 下水管を詰まらせる油脂の塊は氷山(アイスバーグ)になぞらえて「ファットバーグ」と呼ばれるが、今回の塊は特に大きく、「モンスター(怪物)ファットバーグ」と呼ばれている。 この塊が見つかったのは、ロンドン東部ホワイトチャペル(Whitechapel)の幹線道路の下を走る下水管。腐敗した用油脂とウエットティッシュが混ざり合って岩のように硬くなっており、技師らによれば、除去作業には最長3週間かかる。 テムズ・ウォーター廃棄物部門のマット・リマー(Ma

    ロンドン下水管に「怪物級」の油脂の塊 重さ130トン、長さ250m
  • 認知症改善に「共産主義時代」を再現、ドイツの高齢者介護施設

    ドイツ・ドレスデンの高齢者介護施設「アレクサ」内にある1960年代を再現した「メモリールーム」で、旧東独時代のケーキを作る入所者ら(2017年6月14日撮影)。(c)AFP/TOBIAS SCHWARZ 【9月10日 AFP】ドイツ東部ドレスデン(Dresden)の高齢者介護施設に入所しているマルギット・ヒキシュ(Margit Hikisch)さん(88)は、旧東ドイツの共産主義指導者として強硬路線を貫いたエーリッヒ・ホーネッカー(Erich Honecker)はもちろん、アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)さえ鮮明に記憶している。だがアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)が誰かについては、どうしても確信が持てない。 民間介護施設「アレクサ(Alexa)」では認知症治療の一環として、ドイツ史の断片を再現するという斬新な取り組みを行っている。 1960~70年代の旧東独時

    認知症改善に「共産主義時代」を再現、ドイツの高齢者介護施設
  • 教会が酒臭い…何者かが聖水盤にブランデー フランス

    洗礼盤。前ローマ法王ベネディクト16世の洗礼に使われたもの。ドイツ・マルクトルアムイン博物館収蔵(2005年4月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL 【9月10日 AFP】フランスの絵のように美しい町の教会で、聖水盤の中身が何者かによってブランデーに取り替えられ、観光客らが驚くという出来事があった。地元の観光事務所が8日、明らかにした。 8月の終わりにフランス東部ジュラ(Jura)県シャトーシャロン(Chateau-Chalon)にある教会に足を踏み入れた観光客らは、まぎれもないフルーツブランデーの香りが強烈に漂ってくることに気付いた。 近くにある観光センターを訪れた旅行客らは職員に対して、「十字を切ったらブランデーの香りがしてきたんですが、この町の風習なんですか」と尋ねたという。 当局はこの報告を受けて、すぐに調査を開始。観光事務所の職員は、「2つの聖水盤

    教会が酒臭い…何者かが聖水盤にブランデー フランス
  • サーフィン好きの戦場カメラマン…いかさまだった! インスタフォロワー12万人

    【9月8日 AFP】ブラジル人の戦場カメラマンで国連(UN)委託の仕事をし、人助けが好きでサーフィンを楽しむエドゥアルド・マルティンス(Eduardo Martins)──。 これまで、中東、アフリカなどから写真が投稿されていた彼のインスタグラム(Instagram)のアカウントには、約12万人のフォロワーが付いていた。 だが、「エドゥアルド・マルティンス」という戦場カメラマンは実在していなかった。これまでに投稿された写真や映像は、危険を冒して実際にイラクなどで活動する写真家の作品を盗み加工したものだった。 詐欺行為は数年間にわたって続いたが、今はインスタグラムのアカウントも消え、残されたのはこの「エドゥアルド・マルティンス」なる人物が誰だったのかという疑問のみだ。 マルティンス名義の写真は英BBCやゲッティイメージズ(Getty Images)など世界的な報道機関で使用された。写真は、編

    サーフィン好きの戦場カメラマン…いかさまだった! インスタフォロワー12万人
  • バングラに避難のロヒンギャ、25万人超に 国連発表

    ミャンマーの対バングラデシュ国境付近にある避難民のキャンプに到着したイスラム系少数民族ロヒンギャの女性(2017年9月5日撮影)。(c)AFP/Sam Jahan and Nick Perry 【9月8日 AFP】国連(UN)は7日、ミャンマーで昨年10月に武力衝突が発生して以来、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民を主とする25万人以上の人々がバングラデシュに入国したと発表した。 バングラデシュに避難したロヒンギャ市民らは過去2週間だけで16万4000人に到達。既に多数を収容していた難民キャンプは人口過多状態となり、人道的危機を懸念する声を呼んでいる。 ミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州では8月25日、ロヒンギャの武装集団が一斉攻撃を開始したことを受け、軍主導による弾圧が始まった。現地では村々が焼き討ちに遭っているとの証言が出ており、武力衝突から逃れようとした多

    バングラに避難のロヒンギャ、25万人超に 国連発表
  • ロヒンギャ問題で国際社会から不信感、スー・チー氏評価 国内では健在

    ミャンマー・ネピドーで記者会見に臨むアウン・サン・スー・チー国家顧問(2016年8月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROMEO GACAD 【9月8日 AFP】(写真追加)イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)擁護を拒み続ける頑なな姿勢をめぐり、国際社会から厳しい目が向けられているミャンマーの事実上の指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問(72)だが、国内では、イスラム系少数者に対する負の感情を背景に賞賛する声が上がっている。 西部ラカイン(Rakhine)州では8月25日以降、ミャンマーの治安部隊とロヒンギャの武装集団の戦闘が激化しており、地域のロヒンギャのが大挙して避難している。過去2週間で約16万4000人が土地を追われ、隣国バングラデシュに入国しており、その膨大な避難民の数に国際社会は衝撃を受けた。 仏教徒が多数を占めるミャンマー

    ロヒンギャ問題で国際社会から不信感、スー・チー氏評価 国内では健在
  • ロヒンギャと治安部隊の衝突、死者1000人超か 国連が懸念

    ミャンマー・ラカイン州マウンドー近郊の村で、同国政府の案内によるメディア向けの同州への訪問で記者らによって目撃された、焼失した民家の前を刃物などを持ちながら歩く男性たち(2017年9月7日撮影)。(c)AFP 【9月8日 AFP】ミャンマー西部でイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団と治安部隊の戦闘が続いている問題で、国連(UN)の特別報告者は8日、武力衝突による死者が、同国政府が推定している2倍以上の1000人を既に超えている可能性があると懸念を示した。 ミャンマーの人権状況を担当する国連特別報告者の李亮喜(イ・ヤンヒ、Yanghee Lee)氏によると、目撃者の証言などを踏まえると「おそらく1000人以上がすでに死亡」しており、その大半はロヒンギャの可能性が高いという。 また国連は8日、衝突の中心地であるラカイン(Rakhine)州から避難し、隣国バングラデシュへと

    ロヒンギャと治安部隊の衝突、死者1000人超か 国連が懸念
  • ミャンマー衝突、ロヒンギャ8万7000人がバングラに避難 国連

    バングラデシュのウキヤ付近で、トラックに乗って移動するロヒンギャ難民(2017年9月3日撮影)。(c)AFP/Jasmin RUMI 【9月4日 AFP】ミャンマー北西部ラカイン(Rakhine)州で、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団と治安当局の衝突が続いている問題で、直近の衝突が発生した先月25日以降に隣国バングラデシュへ避難したロヒンギャが計8万7000人に上っている。国連が4日、明らかにした。 多数のロヒンギャの新たな流入により、既に過密状態だったバングラデシュの難民キャンプにいっそう負荷がかかっている。国連が発表した報告によると、バングラデシュ国境にはさらに2万人のロヒンギャが押し寄せ、同国への入国を目指しているという。 バングラデシュ政府は約10日前の衝突発生以降、国境管理を強化したが、国境警備隊はロヒンギャの入国を容認しているとみられる。国連によると、

    ミャンマー衝突、ロヒンギャ8万7000人がバングラに避難 国連
  • 英BBC、ミャンマーTV局との提携解消へ ロヒンギャ報道めぐり

    英ロンドンにあるBBCの社屋を後にするミャンマー民主化の象徴、アウン・サン・スー・チー氏(2012年6月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANDREW COWIE 【9月4日 AFP】英BBCのビルマ語放送は4日、ミャンマーの民間テレビ局MNTVとの事業提携を解消すると発表した。関係者らによると、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)に関する報道をめぐり、両局間で対立があったという。 BBCは今年3月以降、MNTVによる番組の検閲や放送取り止めがあったとし、自局のビルマ語サイトに「BBCと視聴者間の信頼を損なう系列局による干渉や検閲は受け入れられない」と非難する声明を発表した。 声明では検閲があったとされる番組名などには触れられておらず、MNTVも取材に応じていないが、MNTV関係者によると、BBCの報道でロヒンギャという言葉が使われていることに対し、MNTV側が異議を唱えた

    英BBC、ミャンマーTV局との提携解消へ ロヒンギャ報道めぐり
  • ロヒンギャ問題、各国がミャンマー批判 マララさんも声明

    メキシコの首都メキシコ市で講演するマララ・ユスフザイさん(2017年9月1日撮影)。(c)AFP/ALFREDO ESTRELLA 【9月5日 AFP】ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)が置かれている窮状をめぐり、ミャンマーと同国文民政権を率いるアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問に対する批判が強まっている。4日には、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者のパキスタン人活動家、マララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんや、アジアのイスラム圏諸国が非難の声を上げた。 武力衝突の絶えないミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州では、先月25日に武装集団とミャンマー軍の戦闘が発生。これまでの10日間で、9万人近いロヒンギャが隣国バングラデシュに一斉に避難した。 バングラデシュと国境を接する貧しいラカイ

    ロヒンギャ問題、各国がミャンマー批判 マララさんも声明
  • バングラ当局、避難先の島からロヒンギャ2000人超を強制退去に

    ミャンマー・ラカイン州のマウンド―南部で、焼き払われた村から立ち上る煙(2017年9月4日撮影)。(c)AFP 【9月4日 AFP】ミャンマーで発生した治安部隊と武装集団の衝突を逃れてバングラデシュへ流入したイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)2000人以上が、バングラデシュ当局によって避難先の島から強制的に退去させられていたことが分かった。同国の当局者が4日、明らかにした。 国連(United Nations)によると、ロヒンギャの武装集団とミャンマーの治安当局との間で衝突が発生した先月25日以降、同国北西部のラカイン(Rakhine)州からバングラデシュへ、主にロヒンギャ難民ら8万7000人が流入したという。 その大半は陸路もしくは川を渡って入国しているものの、事態が切迫するにつれ、一部がバングラデシュ沖およそ9キロに位置するセントマーチン島(St. Martin's Is

    バングラ当局、避難先の島からロヒンギャ2000人超を強制退去に
  • 地中海で移民救助のマルタNGO、次はロヒンギャ救援へ

    リビア沖で移民の救助活動を行うマルタのNGO「MOAS」の船(2016年9月14日撮影)。(c)AFP 【9月5日 AFP】地中海(Mediterranean)で移民や難民の救助に取り組んできたマルタの非政府組織(NGO)「MOAS」は4日、迫害されているミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)を助けるため、活動地域を東南アジア(South East Asia)に移す方針を明らかにした。 MOASは、民間の資金によって地中海で移民らの救助活動に従事する団体の先駆け。2014年以降、欧州を目指す移民ら4万人以上を地中海の中央部で救助、支援してきた。 しかし、このルートを断とうとイタリアがリビア側などと交わした取り決めによって「状況が複雑になっている」とし、MOASは移民らの安全な受け入れが保障されない仕組みには関わりたくないと説明している。 その代わりにMOASは、ローマ

    地中海で移民救助のマルタNGO、次はロヒンギャ救援へ