ブックマーク / photo.yodobashi.com (35)

  • BEST WISHES FOR ANOTHER 100 YEARS - かくしてこの「画」は作られる Vol.3

    作例撮影と工場見学記 かくしてこの「画」は作られる 第3回 Starring: Nikon D850 & AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR 初めて手にしたフルサイズカメラはニコンでした。たくさんの選択肢の中から悩んだ末に行き着いた答えがニコンだったのです。ニコンには販売終了となってからも今だに名機と呼ばれる機種やレンズが多く存在します。これは何を意味するのか。現在においてなお名機と呼ばれるものの一つで、当時は現行品でしたが私はそれを購入しました。目論見通りそれはとても良い相棒となり、それからというものメイン機材はニコンでここまできたのです。たくさんのユーザーがD850の登場を待ち望んでおられたことだろうと思います。私もその1人です。ですが正直なことを言ってしまうと、D850が発表されても飛びつ

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  • GF63mmF2.8 R WR 実写レビュー

    FUJIFILM GF63mmF2.8 R WR [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ 中判フォーマットセンサー(43.8×32.9mm)を擁するミラーレス一眼のGFX 50Sの発売と同時に新しい3のフジノン GFレンズが用意されました。そのうちの一が、こちらの単焦点標準レンズ「FUJIFILM GF63mm F2.8 R WR」。絞り開放から大変キレのある像を結び、色収差もしっかり抑えられているなど、隙の無い描写性能を見せ付けてくれます。隙が無いというと杓子定規な写りで、面白みに欠けるということではありません。大口径レンズらしいボリューミーで柔らかなボケと、シャープな像の共演は見事なものです。ご存知のように、フルサイズでのF2.8よりも中判のそれは、被写界深度がさらに浅くなりますから開放の画の魅力はかなりのものです。その証

    GF63mmF2.8 R WR 実写レビュー
  • X100F 実写レビュー

    FUJIFILM X100F / SHOOTING REPORT 2014年発売のX100Tから2年と3ヶ月。2017年2月に発売となったX100シリーズの最新モデルX100Fのレビューをお届けします。ずいぶんとお待たせしてしまいましたこと、ご容赦下さい。クラシカルで操作性の高い機能的なデザインはそのままに、よりスマートで精悍な印象を受けるボディデザインとなりました。。前モデルから画質のみならず、さまざまな進化を遂げています。シリーズ初代のX100は光学ファインダーとEVFを切り替えられる独自のファインダーシステムとX-Trans CMOSセンサーを搭載したレンズフィックスカメラとして華々しくデビューしました。以降、23mm F2のレンズはそのままに、3代目のX100Tでアドバンスド・ハイブリッドビューファインダーが採用されています。4代目となるX100F、その進化の主なポイントは、X-P

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  • PowerShot G9 X Mark II 実写レビュー

    Canon PowerShot G9 X Mark II / SHOOTING REPORT 高画質と携帯性を両立させたプレミアムコンパクトカメラ、PowerShot Gシリーズ。中でもG9 X系は最も携帯性に優れ、そのフレンドリーさは同カテゴリでも群を抜いています。今回はその二代目となる「PowerShot G9 X Mark II」をご紹介。レンズにセンサーは先代「PowerShot G9 X」と同じとのことですから、どこが良くなったのかが気になりますよね。カタログをざっと眺めてみたところ、 新映像処理エンジン「DIGIC 7」の採用、連写速度の向上、手振れ補正の強化、カメラ内RAW現像対応などの盛りだくさんのアップデートが施されているようです。さっそく実際の恩恵を確かめるべく実写してきたのですが、結論から申し上げますと「DIGIC 7の威力、絶大なり」。高感度耐性を含め様々な面で画質

    PowerShot G9 X Mark II 実写レビュー
  • X-T20 実写レビュー

    FUJIFILM X-T20 / SHOOTING REPORT お待たせしました、フジフイルム「Xシリーズ」のミドルクラスに位置するX-T10の後継機となるX-T20の実写レビューです。センサー(APS-Cサイズ)は有効画素数1630万画素から2430万画素へと一気にアップした新開発のX-Trans CMOS IIIを採用し、画像処理エンジンには最新のX-Processor Proを搭載したX-T20。手っ取り早く言ってしまうと、先行してモデルチェンジとなったフラッグシップ機X-T2の軽量コンパクト化モデルです(X-T20:約333g、X-T2:約457g)。というのも、デジタルカメラの核心部ともいえる、センサーと画像処理エンジンがX-T2と同様。紡ぎだす画質に関してはシリーズ最高峰のものが担保され、さらには機動性にも優れるという魅力あるモデルなのです。軽快さに加え、連写性能は電子シャッ

    X-T20 実写レビュー
  • GFX 50S 実写レビュー

    FUJIFILM GFX 50S / SHOOTING REPORT 1週間前までフルサイズフラッグシップ機の試写をしていたせいか、パワー・ブースター・グリップを装着した中型ミラーレスカメラFUJIFILM GFX 50Sは、「これで中判デジタル?」と思えるほど、手にピタリと収まりました。43.8×32.9mm、有効画素数5140万画素と大型のCMOSセンサー(FUJIFILM G Format)を搭載し、歴史ある富士フイルムの画像設計技術が生み出す“写真画質”は、世界最高峰と言えるでしょう。また、大型センサーを搭載した機でもフィルムシミュレーションは健在。フィルムを交換するような感覚でさまざまな色、階調の再現をカジュアルに楽しむことも可能となっています。さて、約10年前、筆者が初めての中判デジタルとしてPHASE ONE P25(デジタルカメラバック)を購入したのは、高画素数の必要に迫

    GFX 50S 実写レビュー
  • D850 実写レビュー

    Nikon D850 / SHOOTING REPORT vol.1 vol.2 「鳴り物入りで登場する」とは、まさにこういうことを言うのでしょう。すべてのニコンユーザー待望のD850が9月8日、いよいよ発売されます。 まずパッと見のアウトラインから。D810ユーザーの同僚は、手にした瞬間「あ、ちょっと薄くなった」と言っていましたが、その通り。タテヨコの大きさはほぼ同じながら、厚みが3mm薄くなっています。わずか3mmとは言え、実際に持つとその違いをちゃんと感じ取るんですから、人間の手ってすごいですね。言い換えればその違いは大きいということ。実はD750から採用していたモノコックボディをD850ではやめているんですね。そうすると逆にボディは厚くなるのですが、逆に3mm薄くしてきたのはさすが。もちろんモノコックをやめたのはボディ剛性を高めるため。特に大口径の重いレンズをつけたり、さらに三脚に

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  • XF50mmF2 R WR 実写レビュー

    FUJIFILM XF50mmF2 R WR [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ スタイリッシュなデザイン、タフネス設計で小型軽量、高速AFと高い光学性能。写真好きがニヤリとしてしまうシリーズも三目となりました。35mm判換算で50mm相当の次は35mm相当と「順当に」展開してきたわけですから、次は中望遠、開放絞りはF2、画角は85mm相当で来るものと思っていました。そして放たれたのは「XF50mmF2 R WR」。F2は予想通りでしたが画角は76mm相当。カットボールのように手元でピッと変化して空振りした心境ですが、逆にこれは面白いぞと更に口元が緩みました。XマウントにはZEISS Touit 2.8/50Mという同焦点距離の等倍マクロレンズが存在するのですが、XF50mmF2 R WRはスナップやポートレートなどに使いた

    XF50mmF2 R WR 実写レビュー
  • SEL100400GM FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 実写レビュー

    SONY SEL100400GM FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ 最新のα9をはじめとするフルサイズEマウントボディに装着できる、待望の超望遠ズームレンズの登場です。それまでのEマウント用ズームレンズはテレ端最長が300mm。そこからさらに寄り切れる「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」のリリースを心待ちにしていた方も多いことでしょう。風景撮影では大抵300mmもあれば十分ともいえますが、そこからプラス100mm望遠できるというのは、実際にフィールドへ出たときに大変心強いスペック。もちろん手ブレ補正機構も備え、重さは三脚座を外すと1395g。軽量なEマウントボディとのバランスは抜群で、手持ちでブンブン振り回わせてしまいますよ(笑)。的確かつ機敏

    SEL100400GM FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS 実写レビュー
  • スタジオワーク / OM-D E-M1 Mark II で到達した世界

    カテゴリー:風景 | ポートレート | スタジオワーク | レース | スナップ スタジオワークに、OM-D E-M1 Mark IIを持ち込んでみました。このレポートはいつもの編集部員ではなく、ゲストのクワイケイイチさんにレポートをお願いしました。クワイさんはハーレーダビッドソンのカスタムショップを主宰し、カスタムが完了した車両を日々撮影しています。なかなか専用のスタジオを作ってまで自ら撮影を行うなんてショップはないでしょう。業務の必要に迫られてスタジオを設立されたわけですが、その原動力は元々がかなりの写真・カメラファンであるということだと思います。今回のテストをクワイさんにお願いした理由は、日頃35mmフルサイズのセンサーを搭載したカメラでスタジオワークを行われていて、マイクロフォーサーズ機を使用した経験がないこと、そしてフォトヨドバシのムック(キヤノン版)にモデルとしてご登場いただ

    スタジオワーク / OM-D E-M1 Mark II で到達した世界
  • AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR 実写レビュー

    Nikon AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ ニコンから7月28日に発売された「AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR」のシューティングリポートをお届けします。ニッコールのフルサイズ用70-300mmズームレンズというと、「AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED」がありますが、今回レビューするレンズは「AF-P」の名前が示す通り、AFの駆動にステッピングモーターを採用したもの。またF4.5-5.6という開放値こそ同じですが、レンズ構成は別物の新設計です。このAFについては実際に撮影したZ IIが詳しくレポートしているので、ここでは簡単にその他のアウトラインを。大き

    AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR 実写レビュー
  • 「PYライティングノート」Vol.1 カメラ好きの机

    PYライティングノート Vol.1  カメラ好きの机 インターネットの検索で「ライティング」と入れてみると、文章の書き方(writing)の項目がずらっと並びます。確かに文章を書くことは一般的ですが、写真でライティング(lighting)をやってみようと思う人は少ないかもしれません。ライティングというと「そこまで大げさにやらなくても」「機材がない」「やり方がわからない」とほとんどの方は思っているのではないでしょうか。実はそんなことはなく思ったより身近なもので簡単にできるのです。 PYではライティングをもっと身近に感じていただこうと思い、新しいコラム「ライティングノート」を始めます。担当はPY撮影ノートと同じA.Inden。得意技は「周りにあるものは何でも使う」です。梅雨入り宣言と同時に始まるこのコラム、「外に出られないから」なんて言う安易な発想では決してありませんから。 ( 写真 / 文

    「PYライティングノート」Vol.1 カメラ好きの机
  • SORAME Vol.01 PROLOGUE - DJI PHANTOM 4 PRO / DJI MAVIC PRO

    VOL.01 PROLOGUE 「空からスナップやってみたい」 ・・・という、理由だけでドローンいきなり2台買ってしまった。 こんにちは、PY編集部のKです。「ドローンがなにやら凄いらしい」とは流行に疎い筆者でもさすがに耳にしていたのですが、さして興味がありませんでした。なぜなら映像の世界はさっぱりわからないからです。ただラジコンは大好き。そう、あるときふとドローンがラジコンに見えたのです。そうなるとわかりやすいもので物欲がムクムクと。ラジコン好きといっても特にみなさんに語れるようなものではなく、小さい頃からの憧れで大人になってからようやく買うことができて楽しんでるといった程度です。その程度の私でも空飛ぶ系のラジコンは恐ろしく難しいということぐらいは知っています。しかしドローンについて調べてみると当に呆気なく飛んでるのです、笑えるほどに。自分にも飛ばせそうだ!これは試してみなければなるま

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  • LIVE 未知のファインダー 第1回「写真が面白くなった瞬間」

    PY編集部Kです。カメラ・写真の話を中心としつつも、その他の話も含めてわりと制約を設けずに、ざっくばらんにその都度お伝えしたいことをお届けしたいと思います。不定期の更新となりますが、1つの大枠のテーマを何かの記事でお届けする体裁です。よければお付き合いいただければ幸いです。 報道ジャーナリストに憧れた、幼少期 田舎ランキングがあるなら間違いなくチャンピオン級の村で育ち、厳格な祖父母と一緒に暮らしていた幼少期。そんな環境なせいか、周りの子とは少し変わったところが多かったかもしれません。たとえばテレビでアニメや歌番組を見た記憶は殆どありません(除く、のど自慢)。見る番組と言えば報道番組、ドキュメンタリー、時代劇。家には雑誌もなく、あるとすれば新聞。田舎はのどかすぎて、することがありません。最初は4コマ漫画を読むのみでしたが、いつしか隅から隅まで全面を読破するようになりました。そのような経緯で

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  • EOS-1D X Mark II 実写レビュー

    Canon EOS-1D X Mark II / SHOOTING REPORT ミラーレスカメラの隆盛を受けて、デジタル一眼レフカメラが少々押され気味なのかと感じる方も多いかもしれません。しかし結果を残すことが大前提のプロの現場では、デジタル一眼レフはやはり頼りになる機材なのです。交換レンズの豊富さ、フィルム時代から培われてきたシステムとしての歴史、積み上げられた信頼と実績、それらは一朝一夕で成し得るものではありません。ミラーレスカメラは、システムとしてみても随分充実してきました。しかし、まだまだ伸び代のあるこれからのシステムです。私たちはいま、様々な選択肢が目の前に並べられ、当に佳い時代に身を置いているのかもしれません。さて、メーカーを語る上でその機材だけ切り取って語られても文句の言えないフラッグシップ、EOS-1D X Mark Ⅱの登場です。モデルの性格上、撮り手のニーズを汲みと

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  • α9 実写レビュー

    SONY α9 / SHOOTING REPORT α9といえば、ミノルタ時代のフラッグシップとして冠された称号でした(※ミノルタα-9、ハイフンが入るのが正式名称)。1998年登場、シャッター最高速は1/12000を誇り、なによりも感銘を受けたのは圧倒的にクリアで見やすいファインダーでした。アキュートマットというスクリーンが搭載されていたのですが、明るくピントの山が掴みやすいのです。実はこのスクリーン、ハッセルブラッドVシリーズで後期のモデルに搭載されていたほどです。ミノルタα-9は、撮り手が求める気持ちよさにコストのかけられた名機と呼ぶに相応しいカメラでした。 さて、その称号を引き継いでいるのか否か、ともかく「SONY α9」の登場です。ソニーがミラーレスカメラの死角を気で潰しに来たカメラ、そんな印象です。なにもこれまでが気でなかったわけでは当然ありません。新設計、有効画素数240

    α9 実写レビュー
  • 24mm F1.4 DG HSM | Art 実写レビュー

    SIGMA 24mm F1.4 DG HSM | Art [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ さて、フルサイズ対応の単焦点で3目のリリースとなる「Artシリーズ」、SIGMA 24mm F1.4 DG HSM (キヤノンEFマウント用)の実写レビューをお届けします。何の事前情報も入れずに車に乗って撮影に出かけました。ファーストカットを見て目が点に。とにかく像の立ち方とピントを置いた部分の繊細さ、シャープさに感心しました。そして、この焦点距離からすれば、望外なボケ味の美しさ、開放の深度の浅さです。F1.4ですから浅いのは当たり前なのですが、F2.8以上のレンズを日頃使っていれば、やはりF値の違いは「世界の違い」ですよね。そのF値でなければ撮れない世界が確実にあります。あまりに写りが素晴らしいので、編集部に戻り、レンズの構成図を

    24mm F1.4 DG HSM | Art 実写レビュー
  • 「PY撮影ノート」Vol.18 RAW現像で味付けを

    PY撮影ノート Vol.18 RAW現像で味付けを 写真表現に行き詰まってくると、何か抜け出す方法はないかと考えを巡らせる。写真集や絵画を眺めてみたり、カメラのシーンセレクトを分析したり、「藁にもすがる思い」でレンズの味を利用したりと。そんなあがきをPY撮影ノートでは紹介してきました。そんなあがきのひとつに「RAW現像」という“禁断”の方法があります。あえて“禁断”という言葉を使ったのは、現像に頼りすぎると「後でなんとかなるさ」と撮影時に何も考えなくなってくるからです。「考えなくてもいいのでは」という意見もあるかと思いますが、撮影時に仕上がりのイメージを思い描き撮影方法(セッティング)を考えることは、写真を楽しむ大事な要素ではないでしょうか。 今回の撮影ノートは「RAW現像」を撮影後に写真を作り込む方法と位置づけるのではなく、写真の味付けのためのひとつのツールとして考えてみます。 ( 写真

    「PY撮影ノート」Vol.18 RAW現像で味付けを
  • K-5 IIs 実写レビュー

    PENTAX K-5 IIs / SHOOTING REPORT 「The Field Camera」というキャッチコピーが現すように、K-5II / K-5IIs は防塵防滴構造やマイナス10度までの耐寒動作保証等、過酷な環境でも安心して使えるように設計されたカメラです。筆者は機を1年近くに渡って使用してきましたが、風景撮影において雨も吹雪も厭わず使えるボディは何ものにも代えがたく、今や手放せない愛機となりました。メーカーの動作保証を大きく超えるマイナス30度という極寒の状況下においても動作したときには、感動すら覚えたものです。(※メーカー保証範囲外のご利用は、自己責任にてお願い致します) 基機能は同様ながら、ローパスフィルターレスとなっているのがK-5IIs。ローパスフィルターレスというのは今やカメラ業界のトレンドと言えるかもしれませんが、元々必要性があって装着されているものですか

    K-5 IIs 実写レビュー
  • Batis 2.8/135 実写レビュー

    Carl Zeiss Batis 2.8/135 [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ ZEISSから4目の"Batis"(バティス)が135mmで登場。これまで18/25/85mmの3がラインアップされていましたが、135mmの登場で広角から望遠までひととおり揃いました。ZEISSといえば、各種のフォーマットおよびマウントにレンズを供給してきた長い歴史を持ち、その写り・名声はいつの時代も撮り手の心を掴んできたブランドです。その大半がマニュアルフォーカスレンズですが、このBatisシリーズはオートフォーカスが実装されています。ZEISSをAFで使えるなど隔世の感がありますが、ZEISSとSONYの協業の歴史は長く、その関係が佳いものなのでしょう。ボディ側の機能とレンズがよくシンクロして操作上まったく違和感の無いものになってい

    Batis 2.8/135 実写レビュー