日本−カメルーンの試合後、前日本代表監督のイビチャ・オシム氏が自宅のあるオーストリア・グラーツから衛星回線を通じて取材に応じ「新聞の1面がすべて本田だったら、日本は危ない」と、監督時代と変わらぬ独特の言い回しで日本の戦いを批評した。 決勝ゴールの本田を「港の水先案内人のようだった。船の大きさによって道案内するように、彼の位置によって前線にどんなボールが必要かチーム全体に示した」と称賛。「得点したからほめるのではない。専門外の役割を勇気を持って受け入れ、そのご褒美でゴールが生まれた」と語った。さらにオシム氏は「カメルーンは巨人ゴリアテで、日本は小人ダビデだった」と旧約聖書の物語を引き合いに出し「本田が(うぬぼれて)ゴリアテになってしまったら、彼と日本の未来にとって悲しいこと」と警鐘を鳴らした。(共同)