2005年3月期まで24期連続で経常増益を達成するなど、高収益企業の代名詞だった花王が、06年3月期以降、一転して5期連続の経常減益にあえいでいる。リーマンショックの影響もあるが、低迷の真の原因は、化粧品事業の不振とグローバル展開の遅れにある。花王は再び輝くことができるか。(「週刊ダイヤモンド」編集部 前田 剛) 中国とのあいだで尖閣諸島問題が深刻化しつつあった9月20日、花王の尾崎元規社長は上海にいた。衣料用液体洗剤の新製品「アタック瞬清」の発表会に出席するためだ。18日には北京の日本大使館前で抗議デモが起きるなど、発表会開催に当たって不安要素は尽きなかったが、尾崎社長は迷わずゴーサインを出した。 「中国は今後も大きく成長するエネルギーに満ちている。花王グループの総力を挙げ、中国で確固たる存在感のある企業になりたい」──。発表会冒頭、尾崎社長はこう挨拶し、花王の中国市場に対する並々ならぬ
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 米韓FTA(自由貿易協定)交渉が12月3日に合意に達したことを韓国の産業界は歓迎している。FTA発効から10年間の経済効果は80兆ウォンに達するとの試算もあり、期待感は強い。ただ、再交渉の結果、譲歩を迫られた自動車業界などからは当惑の声も聞かれる。 「米韓合意で、米国、EU(欧州連合)、ASEAN(東南アジア諸国連合)という世界の3大ブロック圏と同時にFTAを結ぶ唯一の国家になった」。李明博大統領は交渉合意を受けてこう自信満々に述べた。 米韓FTA交渉は2007年にいったん合意したが、米議会などから批判の声が上がり、今年になって再交渉に入っていた。韓国メディアの表現を借りると、「韓国
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く