米Web調査会社comScoreは11月30日、世界的な景気後退の中、米国のオンライン年末商戦が前年比微増で始まったと報告した。 米国の年末商戦は感謝祭(11月第4木曜日)の翌日「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」から本格スタートする。comScoreの調査では、2008年のブラックフライデー(11月28日)のオンライン支出額(旅行、オークション除く)は5億3400万ドルと、前年のブラックフライデーから1%増えた。 感謝祭当日のオンライン支出額は2億8800万ドルで前年比6%増、11月1~28日までは104億1000万ドルで、前年から4%の減少となっている。 「初期段階の報告では、小売業界が厳しい情勢にある中で、ブラックフライデーの小売店での売り上げは予想をわずかに上回っている。オンラインでもその傾向が見られ、感謝祭とブラックフライデーの売り上げは前年比で2%増えた」とcomScoreは
文:Jonathan Skillings(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、高森郁哉2008年12月01日 12時22分 暗く憂鬱な経済環境を示す報告ばかりが聞かれるなか、感謝祭翌日(多くの小売業者が黒字に転じることからブラックフライデーとも言う)の米国時間11月28日は比較的明るい光の感じられる1日となった。 ShopperTrakによると、ブラックフライデーにおける小売販売の売上高は、米国全体で2007年の同日から3%増加し、暫定で推計106億ドルに達したという(ShopperTrakは、家電製品、スポーツ用品、服飾、雑貨類など広範なカテゴリからこの推計値を算出している)。 また、比較ショッピングサイトのPriceGrabber.comでは、同日のオンラインショッピングが、2007年と比較してさらに大きな伸びを見せ、トラフィックは前年同日比で11%増加した。 Pric
ルイ・ヴィトン、カルティエ、フェラガモ−。日本市場を“ドル箱”にしてきた海外の高級ブランドが、相次いで値下げに踏み切っている。円高ユーロ安が進み、商品コストが下がったことが理由だが、これだけのブランドが一斉に値下げするのは異例。背景には高額品の販売が急速に落ち込んでいることも影響しているとみられ、米国の金融危機に端を発した世界的な景気後退が高級路線の転換を迫っている。(田村龍彦) 仏宝飾品ブランド、カルティエは、11月21日から時計やアクセサリーなどほぼ全商品を平均約10%値下げした。カルティエを展開するリシュモン・ジャパンでは「円高をみて、適正な価格にした。ディスカウントして売り上げを伸ばそうという意図はない」と話す。 29日からは、ルイ・ヴィトンがバッグや革小物などを平均7%値下げした。値下げはほぼ4年半ぶりで、為替や製造コストなどから判断したという。仏高級服飾ブランドのクリスチャ
【ニューヨーク=山本正実】米国の年末商戦が「感謝祭」明けの28日、本格的にスタートした。 米小売業界は年間売上高の約4割をこの商戦で稼いでいるが、金融危機の影響で消費者心理は一段と冷え込んでおり、厳しい商戦が予想される。 ニューヨーク中心部にある大手百貨店メーシーズの店舗では、早朝午前5時の開店と同時に大勢の客が訪れ、40%引きの衣料品や均一価格のアクセサリーなどが人気を集めた。 米国では、感謝祭翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれる。年末商戦が本格化するこの日を境に、業績が「黒字」に転じる企業が多いためだ。今年は、27日にセールを始めた格安量販店のKマートのように、1日早く商戦に入る店も目立った。 しかし、消費者の財布のひもは固そうだ。売り場の買い物客からは、「無駄なお金は使えないので、慎重に選んで明日買う」「プレゼントは少しでも安いインターネット通販で購入する」などの声が聞か
[コロンビア(米メリーランド州) 29日 ロイター] 米クリスマス商戦はスタートで遅れた。金融危機で家計が圧迫される中、消費者は注意深く買い物をしており、クリスマスが近づいて価格が下がるのを待つかもしれない。 クリスマス商戦の開始とされる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」からの週末の速報は、クリスマス商戦の総売り上げは1990年代の初めににデータを集計し始めて以来初めて縮小する可能性があるという一部のアナリストの見方を補強する内容となった。 客足を計測するShopperTrakによると、28日のブラックフライデーの売上高は3%増の106億ドル(約1兆0070億円)で、伸び率は2007年の8.3%増を下回った。 Telsey Advisory Groupのアナリスト、ジョゼフ・フェルドマン氏は「初期の反応はポジディブかもしれない」ものの、インフレを除いた売上高は前年比でおよそ横ばいで、Tel
安売りに客殺到、店員が圧死 クリスマス商戦「悲劇」で始まる (1/2ページ) 2008.11.29 11:15 【ニューヨーク=長戸雅子】全米の小売業者にとって最大の書き入れ時となる年末商戦が感謝祭明けの28日から本格的に始まった。各店でバーゲンが始まり、赤字だった店も一転して黒字が見込まれることから「ブラック・フライデー」(黒字の金曜日)と呼ばれるが、ニューヨーク近郊では同日朝、バーゲンの目玉商品を目当てに買い物客が殺到し、5人が死傷する事故が起きた。景気低迷で消費者心理が冷え込み、近年にない“ブルー”な商戦になるとの予測が当たった形だ。 全米小売業界(NRF)の推計では28日から週末にかけての3日間に買い物に出かける人は最高で1億2800万人と前年比5.2%減少する見込み。しかもこのうちの半数以上にあたる7900万人がバーゲンの状況を見極めた上で出かけると答えており、多くの消費者が買
“ブラック・フライデー”に先駆け、ひと足早いホリデー・ショッピングが幕開け アイルランドのExperian Marketing Servicesは、ホリデー・ショッピングに関する調査結果を米国時間2008年11月26日に発表した。それによると、今年は感謝祭(11月第4木曜日)直後の“ブラック ・フライデー”に先駆けて、セール品を探す消費者が多い。感謝祭の前の週(2008年11月16〜22日)は、ブラック・フライデーのセール情報を集めたWebサイトへのトラフィックが、昨年の同様の期間(2007年11月11〜17日)に比べて58%増加したという。 Experian傘下で電子メール・マーケティングを手がけるCheetahMailとHitwiseのデータによると、感謝祭は通常、最もオンライン・ショッピングが盛んな日とされている。2007年は、大手小売りサイトへのトラフィックが前年比15%増加した。
【ワシントン=渡辺浩生】米国のクリスマス商戦が、国民の休日の感謝祭明けの28日から幕を開けた。景気後退とデフレの足音が響く街は、商戦の号砲が鳴る前から値引きセールが始まっているが、客足は鈍い。クレジットカードを使って山のような買い物を楽しむ米国人の消費スタイルは金融危機で一変した。世界経済全体の行方も左右する商戦の行方には早くも悲観ムードが漂っている。 ワシントン郊外の巨大ショッピングモール「タイソンズ・コーナー」。テナントの店頭には「70%オフ」のポスターがあちこちに張られている。だが、買い物客の姿はまばらだ。 「ホリデーシーズンの前からこんなに値引きしている年は記憶にない。アメリカは大丈夫かと、逆に不安になってしまう」 買い物に訪れたバージニア州のジェニファー・ゲナコーズさん(48)は戸惑いを隠さない。 デザイン会社を解雇され、今は出版社の契約社員。「明日失業してもおかしくない。モノは
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