見解「科挙の国」中国は世界最古の官僚制試験を始めた国であり、カンニングの歴史も非常に古いです。世界史の教科書で目にした方も多いでしょうが。今回の件は教員役が試験会場に入り、他の受験者に電子機器を使って解答を教えるという中国ではありふれたスタイル。こうしたカンニングを防ぐために、中国の大学受験では金属探知機や携帯電話をシャットダウンする機器などカンニング対策も充実しています。日本でもそうした対応が必要なのかもしれません。 過去のカンニング例から運営会社が不信に感じて発覚したとのことで、不正にハイスコアを取得した受験者が多数いることは間違いないでしょう。今後の捜査で不正受験者をどれだけ摘発できるのかが注目されます。
