個人消費の推移をみるときに、暖冬冷夏や降雨量などの天候の影響があると良く言われます。第3次産業活動指数の個人向けサービス指数の系列には、各種商品小売業(デパート等)や外食関係、遊園地・テーマパークといった観光関係のように、いかにも天候の影響を受けそうな系列があります(必ずしも、定量的な関係が確認できている訳ではありませんが)。 今回は、少し違う角度から、天候と第3次産業活動指数の業種別指数の関係をみたいと思い、「葬儀業」に着目しました。 最初のグラフでは、第3次産業活動指数の「葬儀業(取扱件数)」と、人口動態統計の「死亡数」の推移を確認してみます。 これをみると、当然ながら両者の関連性が高い、すなわち、亡くなられた方の葬儀を葬儀会社が執り行うケースが多いことがわかります。核家族化の進展などにより、御葬儀を葬儀社会社に依頼するのが一般的になりつつあり、市場取引を対象とする第3次産業活動指数の
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