子どもの成長を促すとして口コミで人気が広がっている通信販売の健康食品「セノビック」の広告について、日本小児内分泌学会(東京)が「飲めば身長が伸びるとの誤解を与えかねない」と、販売元の大手製薬会社「ロート製薬」(大阪市)に見直しを求めていたことが分かった。同社はクレームに応じて、インターネットやチラシの広告から「一年で十五センチ伸びました」などの文言を削除することを決めた。 セノビックは二〇〇七年四月に発売。カルシウムやビタミンDなどを含み、牛乳などに溶かして飲む粉末状の栄養機能食品。牛乳嫌いの子どもに牛乳を飲みやすくするため、ヨーグルト、ミルクココア、バナナの三種類の味がある。