旅するように生きる“風の人”と地域に根ざす”土の人”をつなぎたい。 福井・南越前町が提唱する「流動創生」とは? 2017.02.14 杉本 恭子 杉本 恭子 日本の人口は、2050年には1億人を切ると予測されています。 少子高齢化と都心への人口一極集中に歯止めをかけるため、若年人口の地方移住を促すことで国全体の活力を上げようとする一連の政策が、2014年に第二次安倍内閣が掲げた「地方創生」でした。この流れを受けて、地方移住を検討する人も増え、ルーツとなる土地を持たない都会の若者たちにとって、移住は人生の選択肢のひとつになりつつあります。 また、人口縮小によるマンパワーの絶対量不足に対して、政府が「働き方改革」を打ち出したことにより、週休3日制や副業許可など、社員の自由な働き方を許す企業も現れ始めました。 しかし、いくら住む場所や働き方の自由が推奨されても、実際には地方から東京への人口流出が