2009年10月23日のブックマーク (5件)

  • 配偶者の条件 - 内田樹の研究室

    金曜日。朝、記念賞授賞式。うちの黒田くんが賞をもらったので、お祝いに行く。 大野篤一郎名誉教授による「セネカの幸福論」という講演がある。 ひさしぶりの大野先生のお話を聴く。 どこから始まりどこに行くのかわからない哲学的知性の遊弋。 忘れられかけた「古き良き大学」の空気が大野先生の笑顔から感じられる。 基礎ゼミでは「友人と恋人はどう違うか?」というお題。 おもしろい主題である。 これについては私見があるので、それを述べる。 「友を選ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱」という詩章がある。 知性、気づかい、向上心というようなものが友人を選ぶときの条件であるよということである。 では、配偶者の条件は何か。 与謝野鉄幹のこの「人を恋ふる歌」は広く人口に膾炙した「をめとらば才たけて、みめうるわしく、情けある」で始まる(男性配偶者の条件については言及していないが、同列に論じてよい)。 はたしてこれは

    T_da
    T_da 2009/10/23
    配偶者の条件
  • 教育=贈与論 - 内田樹の研究室

    めぐみ会奈良支部で講演会。 めぐみ会というのは会員30000人を擁する学の同窓会であり、つねづね申し上げているように、学の重要なステイクホルダーなのである。 私の「教育はビジネスの語法では語ってはならない」という教育論は学内的には「非現実的」「思弁的」というご批判をいただくことも多いのであるが、同窓会内部には支持者が多い。 同窓生たちの中には億単位の寄付を遺贈する方が少なくない。 それは別にスーパーリッチな卒業生が多いという意味ではなく、彼女たちが「教育というのは質的に『教える側の持ち出し』である」ということをご存じだからである。 少女時代の数年間を女学院で過ごした人々が、そこで経験した「教える側の持ち出し」という原事実の重さを、齢を重ねるについて思い知るということがあるからこそ、晩年に至って、「お返し」をしなければならないというふうに考えるのである。 昨日お話しした同窓生の方は大正

    T_da
    T_da 2009/10/23
    卒後教育
  • 「形容詞 + です」という日本語の用法について - 蟹亭奇譚

    「形容詞 + です」 は誤用ではない 変な日語(1) 「危ないですから」-九十九式 電車に乗っていると、ホームでこんなアナウンスがよく流れてくる。 「3番線に電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側にお下がりください」 僕はこれを聞くたびに、強烈な違和感を覚える。電車には毎日乗るので、この襲い来る違和感と戦うだけで会社に着く頃にはヘトヘトになってしまう。 言うまでもなく、「危ない」という形容詞に直接「です」を付けるのは誤用だ。 変な日語(1) 「危ないですから」-九十九式 「危ないです」 のように、「形容詞 + です」 という表現は、文法的に間違った用法ではない。上記リンク先の主張の根拠として、以下の MSN 相談箱の回答欄が引用されているが、これに至ってははっきり 《間違い》 といって良いだろう。 昭和27年の国語審議会で「形容詞+です」表現を「許容する」としたときから、日

    「形容詞 + です」という日本語の用法について - 蟹亭奇譚
  • フェルマーの最終定理 (新潮文庫 新潮文庫)

    発売日: 2006年06月 著者/編集: サイモン・シン(著) シリーズ: フェルマーの最終定理 レーベル: 新潮文庫 新潮文庫 出版社: 新潮社 発行形態: 文庫 ページ数: 512p ISBN: 9784102159712 内容紹介(「BOOK」データベースより) 17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったがー。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。 目次(「BOOK」データベースより) 第1章 「ここで終わりにしたいと思います」/第2章 謎をかける人/第3章 数学の恥/第4章 抽象のなかへ/第5章 背理法/第6章 秘

    フェルマーの最終定理 (新潮文庫 新潮文庫)
    T_da
    T_da 2009/10/23
  • 哲学的な何か、あと数学とか

    発売日: 2009年01月 著者/編集: 飲茶 シリーズ: 哲学的な何か、あと数学とか 出版社: リヨン社 発行形態: 単行 ページ数: 238p ISBN: 9784576081762 内容紹介(「BOOK」データベースより) 悪魔のような数式に魅せられた人生を賭けた学徒たち!フェルマーの最終定理をめぐるココロを揺さぶる物語ー。数学なんてつまらないと思っているアナタに贈る情熱的学問入門。 目次(「BOOK」データベースより) 第1章 悪魔的超難問ーフェルマーの最終定理(偉大なるアマチュア数学者フェルマー/盲目の数学者オイラー/ソフィーの冒険/ラメとコーシーの戦い/クンマーの指摘)/第2章 未解決問題という名の悪魔(ヴォルフスケール賞/証明ブーム到来/悪魔に魅入られた男)/第3章 数学の構造と限界(数学王ガウスとボヤイ親子/ヒルベルトプログラム/ゲーデルの不完全性定理)/第4章 図書館

    哲学的な何か、あと数学とか
    T_da
    T_da 2009/10/23