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魔法の世紀 [著]落合陽一 20世紀が「映像の世紀」だとすれば、21世紀は「魔法の世紀」だと、メディアアーティストの著者はいう。コンピューター開発の流れは、3Dプリンターのようにディスプレーの外側へと「染み出し」、イメージが「物質の世界へ踏み出して行く」。その最終到達点は「コンピュータ科学という名の統一言語で…あらゆる存在と現象が記述され、互いに感応し合うこと」。そのとき、人間はもはや自然界を支配する主体ではなく、コンピューターと「一体として存在する」。その道筋が現実になるのかどうか。道行く人々がスマホというコンピューターを手に歩く姿を見ると、一つの方向性を示しているようにも読めた。(PLANETS/第二次惑星開発委員会・2484円)
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