就職活動のピークが春から夏になり、就活生は暑さと戦っている。百貨店やアパレル業界は「涼しい就活スタイル」に力を入れるが、クールビズでの就活をためらう学生もいる。普及には採用側の理解が欠かせない。 1日、東京・六本木で百貨店11社によるクールビズのファッションショーがあった。就活スタイルを担当したそごう・西武の男性モデルは、途中で上着を脱ぎ、ネクタイも外した。シャツの襟は通常より小さく「ネクタイなしでも決まる」(同社広報)新作だ。 紳士服大手AOKIは、就活生向けとして女子用に七分袖のブラウスを、男子用に半袖ワイシャツを一部店舗で売っていたが、今年から全国の店で用意した。裏地の薄い夏用のリクルートスーツも品ぞろえを増やし、男子用は昨年の3・5倍、女子用は3倍にした。 就活生と企業の採用担当者のマッチングをてがけているベンチャー企業、アイプラグ(大阪市)は、クールビズでの就活を学生や企業に呼び