6月13日22時51分、小惑星探査機「はやぶさ」と小惑星「イトカワ」より採取したサンプルを搭載したカプセルは地球への再突入を果たした。火球となってオーストラリアWoomera Prohibited Area(WPA)内へと降下したカプセルからはその後、23時02分にパラシュート開傘とほぼ同時にビーコン発信を開始、そのおよそ5分後に地球へのタッチダウンを果たした。 現地回収チームは、WPAの降下想定領域の周辺4カ所に電波方位探査システム(DFS)を設置しており、それらのアンテナにて着地点の位置を確認。23時20分にはヘリコプターによる現地でのビーコン確認と、同56分には目視による確認がなされた。 13日の夜間、目視により確認されたカプセルとパラシュート これらスムーズな運用は、当初想定した地点から1kmも離れていない場所にカプセルが無事降下してくれたことにより成し得たことで、プロジェクトマネ