LAN 越しに PC の電源を投入できる Wake On LAN(以下 WOL) は、ハードウェアが対応していればぜひ活用したい機能だ。これを Linux 上のコマンド操作で実行できれば、cron やシェルスクリプト等で使えたり Web アプリケーションに組み込めたりと、利便性が飛躍的にアップする。外出先から自宅に VPN 接続し、ブラウザーからの操作で PC を起動させてリモートデスクトップ接続や VNC が使えたりすると、非常に便利だ。 WOL を利用するには、まずハードウェア的に WOL が有効になっていなければならない。LAN インターフェイスが PCI 等単体の LAN カードの場合は、BIOS 設定に加えてマザーボードと専用のケーブル接続が必要な場合もあるが、オンボードであれば、通常は BIOS 設定だけで有効/無効をコントロールできる(ことが多いはず)。 ハードウェアの準備が