2014年のコンテンツ文化史学会の「ミニスカ女子高生2人を描いた萌え絵のポスター」に対して、批判が行われている。5つほどに批判をまとめて、それぞれに反論したい。 1つ1つ、批判の内容を箇条書きに書いて、その後に、それに対する反論を述べていくことにする。 批判1.萌え絵がどれだけオタク以外の人や外国の人から見て、過剰にセクシュアルで物議を醸すものなのか、認識が足りない 「外国から見て恥ずかしい。だから、やめちまおうぜ」。 そういう理屈で日本は混浴を廃止、100年前に次々と表現規制を推進。かの福沢諭吉に至っては、「日本は風俗嬢に対しての視線が優しすぎる。もっと厳しくすべき(つまり、差別せよ)」なんてことをのたまっていた。詳しくは澁谷知美『立身出世と下半身―男子学生の性的身体の管理の歴史』をお読みいただきたい。 表現規制は学生のたばこや飲酒の禁止につながり、さらに大学受験生の風俗体験の規制へと発