■ 排水口の蓋にみるアホな設計 「設計者の顔が見たい」シリーズ〜(シリーズなのか)。 「風呂場の排水口が詰まった」とかみさんに言われて見てみたら、写真のように「上蓋」と「内蓋」が生き別れになった状態で出てきた。穴の形状を見る限り、ここはおそらく、ボルトとナットで共締めになっていたと予想される。ただし、ボルトとナットはすでに流出したあとらしく、発見できなかった。 どういうことかと言うと、本来は図のように、スリットの入った上蓋に吊り下げられたようになっている内蓋が、排水管の上部との間に隙間を作り、ベルトラップ(というらしい)を形成しているのだが、ナットが緩んで落下すると、それとともに内蓋も落下、排水管に覆いかぶさって水の流れを止めると。 なんとまぁ。「ネジなんていつか緩むもの」という発想がない。設計者の顔が見たいよ! こういうものって、緩んだときにリカバリ可能に設計するのが当たり前じゃないのか