日頃もっぱら手に取るのは科学読み物などのノンフィクションである。純文学も推理小説も子供の頃に読んだだけで、大人になってからは書店でも専門コーナーから足が遠のいた。純文学を読むには感性が鈍磨してしまったし、推理小説を読むにはトリックの伏線すら気づかなくなってしまった。 いっぽうで歴史小説は蓄積した知識や経験の量に比例した楽しみ方ができるし、新たな薀蓄も得ることができる。なによりも、たった一冊の本でタイムトリップすることができるわけで、じつに健康的な現実逃避の手段なのだ。 細川ガラシャを描いた司馬遼太郎の『胡桃に酒』を読んだのは、初めての部長職に就いたときだった。なれない部下の管理や英語でのレポートなどに追われて、円形脱毛症ができていたことである。いっそのこと会社を辞めて、故郷の札幌に帰ろうかなどと思っていたときに、書店で『故郷忘じがたく候』という本を見つけた。はじめは「故郷」という言葉に引っ
大手電機メーカーの「シャープ」が製造、販売した、イオンを発生させる装置を組み込んだ掃除機について、消費者庁は、カタログなどにアレルギーの原因となる物質を分解、除去するなどと表示していたにもかかわらず、実際に室内で使用した場合、その性能はなかったとして、「シャープ」に、景品表示法に基づいて再発防止を命じる方針を固めました。 「シャープ」は、おととしからことしにかけて、「プラズマクラスター」という、イオンを発生させ空気を浄化するという装置を組み込んだ掃除機について、カタログやホームページで「ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質のタンパク質を分解・除去」などと表示していました。 この掃除機について、消費者庁が研究機関に実験を依頼したところ、実際に室内で使用した場合、表示のような性能はなかったということです。 カタログなどでは、「1立方メートルのボックス内での実験結果」などと注釈がつけられていました
音響機器というのは、値段が高いほどにクオリティが高くなると思わがちだが、ことパソコン周辺機器に関しては、「低価格なのにやたらと音がいい」という例外がよく出てくる。「Z120BW」。1000円以下とは思えない音質が出ることで、Amazonレビューでは驚愕の声が多数上がっている。 「Z120BW」は、ロジクール製のパソコン用スピーカー。実売価格は1000円以下。と聞けば、「ああ、おもちゃみたいなスピーカーね」と思われがちだが、その音質たるや下手なスピーカーを軽く凌ぐ品質。音が篭もったり割れたりといったこともなく、クリアな音を楽しめる製品なのだ。 Amazonレビューは既に200件以上付いているが、そのほとんどが高い評価を与えており、価格は最安級・評価は最高レベルという非常にお買い得な商品となっている。 PCやディスプレイ付属のスピーカーはもう嫌だけど、どのスピーカーを買っていいか分からずに迷っ
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