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ブックマーク / honz.jp (364)

  • 緊急復刊『ホット・ゾーン』でエボラを知る- HONZ

    西アフリカでエボラが猛威を振るっている。WHOの発表によると、今回のアウトブレイクは、ギニア、リベリア、シエラレオネ3カ国での感染者が6553名、死者は3083名という史上最大の規模に発展している(2014年9月26日時点)。そしてついに、アメリカ土での感染者も現れてしまった。アメリカ疾病対策センター(CDC)の想定では、このままの状況が続くと2015年1月末までに感染者数は140万にまで及ぶ可能性があるという。 書はこの危機を受けて緊急復刊された。このタイミングで迅速に復刊されたことに加えて、400頁超の書の価格が1300円に抑えられていることも素晴らしい。1994年に出版された原書は出版当時から大きな反響を呼び、26カ国語に翻訳されている。250万部以上の売上を記録し、エボラの起源とアメリカの首都近郊での知られざるアウトブレイクを描き出したこのが、全世界でエボラの名を一躍有名に

    緊急復刊『ホット・ゾーン』でエボラを知る- HONZ
    TakayukiN627
    TakayukiN627 2014/10/02
    エボラ・スーダンはその致死性が50%、エボラ・ザイールの致死性は90%
  • 『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』 太陽風が吹けば何屋が儲かる? - HONZ

    南米ペルー沿岸の広い範囲で海面水温が平年より高い状態が1年ほど続く、エルニーニョ現象。地球の裏側で起こるこの現象は、遠く離れた日の夏をより涼しくし、雨の多いものとする。地球上の各地の気候はつながりあい、それぞれが影響しあっている。 2014年の夏は台風や局所的な豪雨などによる被害が頻発し、多くの人命が失われた。8月に広島を襲った豪雨はバックビルディング現象(積乱雲が発生し続ける現象)によるものだとも言われているが、これは温暖化が原因なのか、はたまた地球のどこかの何気ない変化の積み重ねによるものなのか。同じような悲劇を起こさないためにも、長期的かつ正確な気象予報システムの構築が望まれる。ビッグデータ時代を迎えたいま、データはよりきめ細かく、より広大な範囲で収集、分析されていくことだろう。 それではいつの日か、地球全体をリアルタイムで観測することで完璧な気象予測システムが完成するのかというと

    『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』 太陽風が吹けば何屋が儲かる? - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

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  • 目をむき、声を失う写真 『トランクの中の日本』 - HONZ

    仕事で必要があり、終戦直後の日を映した写真を探していて出くわしたのが、この写真集だった。その時に「スミソニアンで実現しなかった幻の写真展をここに再現。」という帯の言葉に思い出したのが、在郷米軍人の圧力でキャンセルされた、ワシントンのスミソニアン博物館での原爆写真展のニュースだ。なにしろ20数年前のことなのでうろ覚えだが(子供だったんで……)、新聞でニュースを読んだ記憶がある。 1990年からアメリカで、ついで1992年から日各地で、著者のジョー・オダネル氏の写真展は開催され、話題をさらっていたものの、アメリカの博物館の殿堂ともいえるスミソニアンで95年の夏に予定されていた大きな戦争関連展示は、エノラ・ゲイ(広島に原爆を投下した機体の名称)以外はオダネル氏の写真も含めて大幅に縮小され、大きな国際ニュースになっていたのだ。 このスミソニアンの一件がきっかけというよりも、92年の日での展示

    目をむき、声を失う写真 『トランクの中の日本』 - HONZ
    TakayukiN627
    TakayukiN627 2014/09/13
    彼が撮影のときに感じたことや撮影時の状況を表現した文章と合わせて読むと、その青年らしい良心的なたじろぎに胸打たれる。その心のゆらぎこそ、きっと人には大切なものなのだ。
  • 『考えるカラス』 もやもやするサイエンス - HONZ

    私は、少なくとも半分は間違えた。正確に何個かは、数えないこととしたい。 まちがえたのは、書で紹介されている自分でも試せそうな実験が「どんな結果になるか」だ。たとえばこんなのである。 ロウソクを使った問題です。 ロウソクに火をつけてビンをかぶせると、火は消えてしまいます。 では、ここからが問題です。 高さの違う2のロウソクを並べて、火をつけます。 ここにビンをかぶせると、どちらが先に消えるでしょうか? 1.長いロウソクが先に消える 2.短いロウソクが先に消える 3.同時に消える ええ、間違えましたとも。ちなみに3択であるから、カラスがランダムに選んでも33.3%は正解する。カラスは賢いのでそれ以上かもしれない。秋を感じてしまいそうだ。いやいや、言い訳がましくなるが、書の実験結果は直観に反するものが多く、誰でも間違えやすいように出来ている。わざとなのだ。書を監修した川角さんは、このよう

    『考えるカラス』 もやもやするサイエンス - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

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    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

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    お金0.0 / ビットコインが★なくなりました』第9話 2018年09月28日 あなたは1000万円盗まれたらどうしますか? 役者を目指す若者「出野達也」は、思いつきで仮想通貨取引を始めた。 家族に300万円を借金して、全額投資。 瞬く間に増えるお金、豪遊に次ぐ豪遊─...

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  • 『反骨の公務員、町をみがく』故きを温ね新しきを知る - HONZ

    どの分野にも領域にも、先人の積み重ねた努力や科学的な発見がある。決して華やかではない公務員仕事にも、いぶし銀のように輝くストーリーが存在する。愛媛県内子町にも過疎化や高齢化が盛んに叫ばれる前から、現場で熱く奮闘し、冷静な目で地元の未来を考えてきた1人の公務員、岡田文淑がいた。 1940年生まれ、内子町にある子どもに恵まれなかった一家に養子として出された。高校を卒業後、地元の郵便局に臨時職員として勤めはしたが、仕事に魅力を感じず、すぐに退職。たままた公務員の試験を受け、合格。今でこそ、羨望の職である公務員だが、当時は銀行・電力・郵便局はおろか、農家よりも人気も給与も少ない職種だった。村に残らざるを得ない旧家の長男やぼんぼん、縁故採用がほとんどのなかで、岡田は試験採用第一号だった。 仕事はそこそこに組合の活動に熱中していたが、30歳のとき、新設された観光係に配属となった。能力を期待されての移

    『反骨の公務員、町をみがく』故きを温ね新しきを知る - HONZ
    TakayukiN627
    TakayukiN627 2014/08/06
    発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学
  • その気になれば、できるのか?『あしたから出版社』 - HONZ

    電子書籍が普及しても、「を愛でる」という表現がしっくりくるのは、やっぱり紙のだろう。装幀などのデザイン、手に取ったときのあたたかみ、ページをめくるときの音や質感、書体やレイアウト。「モノとしての」にこだわりぬいたづくりは、出版を生業とする人ならきっと誰もがあこがれる。が、コスト云々という大人の事情で、実現できないことが多い……一般論的に。 しかし、そうした「こだわり」を貫き、丁寧なづくりを続ける出版社がある。 夏葉社。1976年生まれの島田潤一郎さんが、5年前に一人で立ち上げた。埋もれていた名著の復刊や、『屋図鑑』『冬の』などで知られる。内容はもちろんのこと、その魅力的な造には、新刊が出るたびに脱帽させられてきた。 いったいどんな人なんだろう?と思っていたら、その島田さんがを出したではないか。書には、なぜ、どのように、一人で出版社をつくり、を出してきたのかが綴られてい

    その気になれば、できるのか?『あしたから出版社』 - HONZ
    TakayukiN627
    TakayukiN627 2014/08/05
    島田さんは編集経験も経営経験もゼロで、いきなり夏葉社をつくってしまった。すごい。
  • 『データの見えざる手』ヒトは一日のうち、どれくらいの時間を原稿執筆に割けるのか? - HONZ

    編集者という仕事柄、様々な文筆家の方とお仕事をさせていただく機会があるのですが、いつも気になっていることがあります。それは彼らが目一杯頑張ったとして、1日のうちどれくらいの時間を、原稿執筆に割くことが出来るのかということです。あるいはそれが、洗い物や料理といった別の作業なら、どれくらいの時間を割くことが出来るのでしょうか。 書の著者である矢野和男さんの研究チームは、2006年、日立製作所中央研究所でウエアラブルセンサを開発しました。24時間365日、腕の動きの加速度を毎秒20回記録するリストバンド型のセンサです。非常に高感度で、ちょっとした動きでさえ逃すことはないとのこと。 このウエアラブルセンサから得られたビッグデータは、意外にも、私たちの日常の関心事である「時間の使い方」に重要なヒントを与えてくれるものでした。 上のグラフは4人の方の1年間のデータを表したものです。横軸が1日24時間

    『データの見えざる手』ヒトは一日のうち、どれくらいの時間を原稿執筆に割けるのか? - HONZ
  • 『日本の聖域 アンタッチャブル』文庫解説 by 田原総一朗 - HONZ

    私は、毎月「選択」が届くのを待ちかねる思いで、袋の封をあけるとまっさきに読むのが「日のサンクチュアリ」である。新聞や他の雑誌では触れていない〝日の聖域〟の実態にメスを入れ、いわば闇の構造を暴きつづけている。 その〝サンクチュアリ〟シリーズが、『日の聖域 アンタッチャブル』というタイトルで文庫になった。書に収められた記事の中から特に興味を引かれたものを紹介しよう。 まずは、「偽装農家 日の農業を蝕むしばむ元凶」である。 あまりにも長すぎる保護農政の中で、農業技術の目覚ましい発展と徹底した機械化により、日の稲作は週末の片手間作業だけで生産が可能な、極めて特異な営農形態として独特な進化を遂げてきた これが〝サンクチュアリ〟流で、厳しくぶった切る入口は、まるで〝光〟の部分の紹介のような書き方をするのである。 そして「偽装農家」の既得権益を支えているのが、「農地」と「コメ」と「農協(J

    『日本の聖域 アンタッチャブル』文庫解説 by 田原総一朗 - HONZ
  • 『かわいい闇』…このタイトルにピンと来たらきっと読んだほうがいい… | マンガ新聞

    ※この記事は2014年07月18日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。 レビュアー:永田 希 最近、一部で話題の書。いちおうフランス語圏のマンガというカテゴリーに入るのですが、絵として認識されていたり、「マンガ絵」と呼ばれていたり、位置付けは折衷的と言うべきでしょう。判型も大きく、フルカラーなので、たしかにマンガというよりも絵に近いといえるかも知れません。 ともあれ、例によって重要なのはカテゴリー分けではありません。内容です。書が話題になっているのは、作品名にある「かわいい闇」という看板が嘘いつわり無いという点に尽きるでしょう。どこかの森の四季が美しく移ろうなか、主に子供たちからなる小人たちが森の動物たちと賑やかに暮らす… とこう書けばあらすじは牧歌的です。 そして、このあらすじの雰囲気にたがわず、小人たちは実に可愛らしく無邪気に見えます

    『かわいい闇』…このタイトルにピンと来たらきっと読んだほうがいい… | マンガ新聞
  • 『愛を科学で測った男』 愛情と孤独のあいだ - HONZ

    書は、サルによる実験を通じて「愛情」の研究を行ったハリー・ハーロウ教授の伝記である。 著者は、「霊長類を動物実験として用いることについての倫理問題」を論じた連載でピュリッツアー賞を受賞し、当初はハーロウ教授が行った実験について批判的であった人だ。しかし、その後、「育児放棄」の破壊的な影響について連載した際に考え直す。 結局のところ、これはハリー・ハーロウの業績だわ。 書の表紙は、有名な「代理母」研究におけえる写真だ。布が貼られた人形を“母親”だと思い、しがみついている赤ちゃんサルは、あまりに印象的で切ない。実際には、単なる「布おむつ」であっても同じ結果が得られる実験だった。しかし、ハーロウ教授は、頭と顔が必要だと言った。人にとってなにかリアルな物を付加し、愛情について考えて欲しかったのだ。 今となっては信じられない話だが、1950年代当時は、母親と子どもは「授乳のみで結びついた関係」で

    『愛を科学で測った男』 愛情と孤独のあいだ - HONZ
  • 孤高の理想家『僕はポロック』 - HONZ

    芸術家にも色々なタイプがいて、ミケランジェロのようにルネサンスのギルドでその腕を発揮する人もいれば、ゴッホのように耳を裂き苦悩しながらも純朴に内面美を追求する人もいる。またピカソのように頭脳と腕を駆使し、王座に君臨する人間もいる。ジャクソン・ポロックはというと、若い頃は病的なまでのシャイであり、何よりも生涯アルコール依存症だった。 アル中のポロックは、人生のほとんどをセラピーを受けながら作家活動に専念していた。彼が生み出したドリッピング技法というポタポタと塗料をたらしこむ絵画手法は、自分の手先を離れた所で生み出される無意識の内的表現であり、これは後に世界中に知らしめることになったが、当時いつも見えない恐怖が襲ってくるのをアルコールに頼っていた。ただ、どんなに酒に溺れた生活でも、アトリエではシラフだった。書では幼少期からとのロングアイランドでのアトリエ生活を経て、飲酒運転で事故死するまで

    孤高の理想家『僕はポロック』 - HONZ
    TakayukiN627
    TakayukiN627 2014/07/07
    芸術家達の作品とその人生を、ユニークなイラストと読みやすい文章で紹介するシリーズ。第1弾は、20世紀の美術史において強い印象を残した、ウォーホル、ダリ、ポロックの3名です。
  • 大切な人を、理不尽に喪ったことはありますか?『喪の途上にて――大事故遺族の悲哀の研究』 - HONZ

    現実として受け容れ難いほどの大惨事は、誰の身にも起こりうる。東日大震災、阪神淡路大震災、JR福知山線脱線事故――。しかし、突然の喪失にどう向き合えばよいのか、どうすれば悲嘆の渦中にいる人たちに寄り添うことができるのか?多くの人はあらかじめ、答えを持たない。 その時の道標として読んでおきたいに出会ったので、紹介したい。1992年に単行として出版され、このたび文庫化された。 1985年に起きた、日航ジャンボ機墜落事故。折しも夏休み、家族連れやビジネスマンで満席だった旅客機は羽田を発って間もなく操縦不能に陥り、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落。520人の命が喪われた。 書はその日航機事故を中心に、日の修学旅行生らが犠牲になった上海列車事故(1988年)や信楽高原鉄道事故(1991年)など、大事故で亡くなった人たちの遺族がどのような状況におかれ、何を感じ、どう行動したかを追った「喪の軌跡」で

    大切な人を、理不尽に喪ったことはありますか?『喪の途上にて――大事故遺族の悲哀の研究』 - HONZ
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『腸よ鼻よ』11指腸 2018年09月29日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
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    『腸よ鼻よ』11指腸 2018年09月29日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

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  • 『キルギスの誘拐結婚』 - ある日突然、花嫁に - HONZ

    中央アジアのキルギスという国は、北はカザフスタン、東は新疆ウイグル自治区、南はタジキスタン、西はウズベキスタンに囲まれた場所に位置しており、国土の面積は日の約半分という小さな国である。 山や湖に囲まれたこの美しい国には、今なお続く信じ難い現実がある。それは仲間を連れた若い男が、嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させるというもの。キルギス語で「アラ・カチュー(奪って去る)」と呼ばれる「誘拐結婚」である。 その是非以前に衝撃を受けるのは、「慣習」というものが持つ引力の強さであるだろう。各地における村社会の集合的意識は、底なし沼のような側面を持つ。キルギス人の人口の約7割を占めるクルグズ人、その女性の約3割は、誘拐により結婚していると推定されるのだ。 書は気鋭のフォトジャーナリスト・林典子が、5ヶ月間にわたりキルギスに滞在、約25組に及ぶ女性たちの取材記録を収めた写

    『キルギスの誘拐結婚』 - ある日突然、花嫁に - HONZ
  • 『真実 新聞が警察に跪いた日』 - 栄光からの転落 - HONZ

    時代がいくら変わっても、新聞には変わらない役割があります。その重要な 一つが権力監視、権力チェックではないでしょうか。権力監視の力は弱くなってきたと言われていますが、読者のためにも権力監視の役割を放棄するわけにはいきません。北海道警察の裏金問題の報道は、まさにそうした、新聞来の役割を取り戻すための作業でした。 2004年10月、書の著者・高田昌幸氏が北海道新聞取材班の代表として、報道界最高峰と言われる新聞協会賞を受賞した時のスピーチである。このときの「北海道警裏金問題追及キャンペーン」は素晴らしい仕事であった。一連の調査報道は、このほか日ジャーナリスト会議大賞、菊池寛賞も受賞し、北海道新聞の勇名を日中に轟かせた。事件の取材においては警察との「友好関係」が欠かせない警察記者クラブの記者たちが、よくぞ踏ん張って戦ったものだなあと、私も当時感心した記憶がある。 かっこいいなあ新聞記者。頼

    『真実 新聞が警察に跪いた日』 - 栄光からの転落 - HONZ