仙谷由人官房長官は6日、週刊文春と週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、近く発行元の文芸春秋社と新潮社を相手取り、それぞれ損害賠償などを求めて東京地裁に提訴する方針を決めた。 問題とされたのは同日発売の最新号で、文春は「仙谷官房長官 篠原涼子似日経記者にセクハラ暴言!」、新潮は「『赤い官房長官』の正気と品性が疑われる桃色言行録」との見出しの記事を掲載。仙谷氏が女性記者に卑猥(ひわい)な言葉を述べた、などと記述している。 仙谷氏側は「記事は事実ではない」と主張。仙谷氏は昨年10月にも週刊新潮の記事は名誉(めいよ)毀損(きそん)に当たるとして、新潮社を訴えている。