Published 2021/01/15 07:00 (JST) Updated 2021/01/15 09:09 (JST) 昨年末から欧米で新型コロナウイルスを予防するワクチン接種が始まった。日本では2月から医療従事者に、3月からは国民への接種が始まる見通しだ。一部で接種を受けた人にアナフィラキシー(重度の全身性アレルギー)の症状が出るなどの報告がなされているものの、米国で新型コロナの診療やワクチン研究の最前線で活躍する紙谷聡医師は「ワクチン接種による『副反応』に関して過度に恐れを抱いている人が多い。正しい知識を身に着け、接種の判断をしてほしい」と訴える。紙谷医師に寄稿してもらった。 * * * ▽「正確な情報」得にくい現状 2019年末からの新型コロナウイルスの世界的な大流行は、1年たった今も世界中で猛威を振るっている 。 マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの確保など、基本的な感