インド保健当局が22日、新型コロナウイルスのデルタ(B.1.617)変異株から一段階さらに変異を経た「デルタ・プラス(AY.1)」の感染事例が自国の各地で報告されていると明らかにした。 この日、ロイター通信によると、インドのハルシュ・ヴァルダン保健・家庭福祉大臣は「デルタ・プラス変異株に感染した事例がマハーラーシュトラ州など3州で20件近く確認された」として「インドの他にも米国・英国・ロシア・ポルトガル・スイス・日本・ネパール・中国などでも発見された」と明らかにした。ヴァルダン長官は「デルタ・プラスは従来のデルタより感染力が強いものと予想され、各州で新型コロナ検査とワクチン接種を増やさなければならない」と強調した。 インド保健当局は調査が進められているが、デルタ・プラス変異ウイルスがさらに感染力が強く、肺細胞に簡単にくっついて治療に対する抵抗力がさらに強い可能性があると警告したと英国日刊紙