自由が少なくストレスフルなイメージがある軍隊。だが、適度に制限のある環境は、実は想像以上に働きやすいという。なぜなのだろうか。 「情報の選択」がエネルギーを激しく消耗させる いまの日本は「自由」が尊重される社会だ。されすぎている、と言ってもいいかもしれない。加えて、自由に選べる「選択肢」の数も多すぎるという側面がある。 平成19年度の厚生労働省の調査によると、日本人の約70%以上がストレスを抱えているという。もちろん、数十年前と比較すれば増加傾向だ。自殺、うつといった深刻な状況でなくても、ストレスから会社を休む人は、いまや珍しくない。 たくさんの選択肢から自由に自ら選べることは、基本的には素晴らしい状況だろう。「自由化された社会」は民主的だし、「自分の思うように生きられる」という意味で、一見、マイナス要素はなさそうだ。 しかし、私は「自由の過度の拡大」が、今日の日本社会のストレス増加の理由
![なぜ自由を与えると、部下のストレスはたまるのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/82ec4a9b961c4c2966251a5f0bdde9118306c502/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F5%2F-%2Fimg_b56e0f4a2bbe876a578dc287075f97f5100216.jpg)